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総-3-1○最適使用推進ガイドラインについて (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00251.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第587回 4/10)《厚生労働省》
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5.投与対象となる患者
【患者選択について】
投与の要否の判断にあたっては、以下に該当する 12 歳以上の患者であることを確認する。また、
小児の場合は、体重 40 kg 以上であることをあわせて確認する。
① アトピー性皮膚炎診療ガイドラインを参考に、アトピー性皮膚炎の確定診断がなされている。
② 抗炎症外用薬による治療 a)では十分な効果が得られず、一定以上の疾患活動性 b)を有する、又
はステロイド外用薬やカルシニューリン阻害外用薬等に対する過敏症、顕著な局所性副作用若
しくは全身性副作用により、これらの抗炎症外用薬のみによる治療の継続が困難で、一定以上
の疾患活動性 b)を有するアトピー性皮膚炎患者である。
a.

アトピー性皮膚炎診療ガイドラインで重症度に応じて推奨されるステロイド外用薬(スト
ロングクラス以上)やカルシニューリン阻害外用薬等による適切な治療を直近の 6 カ月以
上行っている。

b.

以下のいずれにも該当する状態。


IGA スコア 3 以上



EASI スコア 16 以上、又は顔面の広範囲に強い炎症を伴う皮疹を有する(目安として
頭頸部の EASI スコアが 2.4 以上)



体表面積に占めるアトピー性皮膚炎病変の割合が 10%以上

【投与の継続にあたって】
投与開始から 16 週後までに治療反応が得られない場合は、本剤の投与を中止すること。また、投
与中は定期的に効果を確認すること。
さらに、ステロイド外用薬やカルシニューリン阻害外用薬等との併用によりある程度の期間(6 カ
月を目安とする)寛解の維持が得られた場合には、これら抗炎症外用薬や外用保湿薬が適切に使用
されていることを確認した上で、本剤投与の一時中止等を検討すること。
なお、症状が寛解し本剤投与を一時中止した患者のアトピー性皮膚炎の再燃に際し、患者の状態
を総合的に勘案して本剤投与を再開する場合は、
【患者選択について】の②を満たす必要はない。

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