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資料1_新型インフルエンザ等対策政府行動計画(案) (116 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/taisakusuisin_dai11_2024.html
出典情報 新型インフルエンザ等対策推進会議(第11回 4/24)《内閣官房》
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ワクチン(準備期)

第7章 ワクチン
第1節 準備期
(1)目的
新型インフルエンザ等の発生時に、国民の生命及び健康を保護し、国民生活
及び国民経済に及ぼす影響が最小となるようにするため、新型インフルエンザ
等に対応したワクチンを速やかに開発・製造し、必要量を迅速に供給の上、円
滑な接種が実施できるよう、平時から着実に準備を進める。
平時からワクチンの研究開発の支援を行うことで、新型インフルエンザ等が
発生した場合に、速やかにワクチンを開発し、当該ワクチンの有効性及び安全
性を確認した上で、ワクチンを迅速に製造することのできる体制を構築する。
また、ワクチンの接種体制について、実際に新型インフルエンザ等が発生した
場合に、円滑な接種を実現するために、国や都道府県、市町村のほか、医療機
関、事業者等とともに、必要な準備を行う。
(2)所要の対応
1-1. 研究開発
1-1-1. 研究開発の推進
① 国は、「ワクチン開発・生産体制強化戦略」に基づき、政府一体となっ
て、ワクチンの迅速な開発及び供給を可能にする体制の構築のために必要
となる施策 132を実施し、新型インフルエンザ等のワクチンの研究開発を
促進する。
(ア) 国は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)内に設置
された国立研究開発法人先進的研究開発戦略センター(SCARDA)と
連携して、平時から国産ワクチンの開発に資する研究開発を推進す
る。また、産学官連携による基礎研究から実用化までのシームレス
かつ世界をリードするワクチンの研究開発を推進する。(健康・医
療戦略推進事務局、文部科学省)
(イ) 平時に市場の需要がないワクチンの研究開発を推進するためには、

132 ワクチンの迅速な開発・供給を可能にする体制の構築のために必要な施策
・ 世界トップレベルの研究開発拠点形成(文部科学省、厚生労働省)
・ 戦略性を持った研究費のファンディング機能の強化(内閣府、文部科学省、厚生労働省、経済産業省)
・ 治験環境の整備・拡充(厚生労働省、外務省)
・ 薬事承認プロセスの迅速化と基準整備(厚生労働省)
・ ワクチン製造拠点の整備(経済産業省、厚生労働省)
・ 創薬ベンチャーの育成(経済産業省、厚生労働省)
・ ワクチン開発・製造産業の育成・振興(厚生労働省、外務省)
・ 国際協調の推進(厚生労働省、外務省)
・ ワクチン開発の前提としてのモニタリング体制の拡充(厚生労働省、文部科学省)

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