資料1_新型インフルエンザ等対策政府行動計画(案) (117 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/taisakusuisin_dai11_2024.html |
出典情報 | 新型インフルエンザ等対策推進会議(第11回 4/24)《内閣官房》 |
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製薬関係企業が開発に乗り出すため研究開発の予見性を高める仕
組みを構築することが極めて重要である。
また、ワクチンの治験を行う場合には新型インフルエンザ等の発
生時期や規模等が予測できず、各年度の所要額が見込みがたい上に、
数万人単位の大規模臨床試験が必要となるため研究開発費が高額
となることも想定される。こうした課題に対応しワクチンの確保等
を行うため、国は、製薬関係企業等を対象としたプッシュ型研究開
発支援及びプル型研究開発支援を行い、上市後の市場性を確保する
ことで平時からの研究開発を推進し、公衆衛生上の備えにいかすた
めの一連のエコシステムを構築する。
(厚生労働省、健康・医療戦略
推進事務局)
② 国は、プル型研究開発支援について、国際的な動向を踏まえつつ、我が
国における公衆衛生上の買上げや備蓄の必要性や海外におけるニーズ等
も総合的に検討し、その適切な在り方について検討を進め、結論を得る。
(厚生労働省)
③ 国は、以上の取組により、公衆衛生対策上必須であるワクチンの確保を、
基礎研究から上市後まで一貫して支援する。(厚生労働省、健康・医療戦
略推進事務局、文部科学省)
1-1-2.重点感染症の指定
国は、JIHS と連携して、危機管理の観点から感染症危機対応医薬品等を国
内で利用できるようにすることが必要な感染症について、分析、評価を行い、
重点感染症に指定する。(厚生労働省)
1-1-3.研究開発体制の構築
① 国は、SCARDA の支援の下で、産学官連携コンソーシアムの構築など、緊
急時の迅速な研究開発を念頭においた、平時からのワクチン研究開発が実
施可能な世界トップレベル研究開発拠点を整備するとともに、初動期にお
ける病原体入手からワクチン開発までの流れ及び連携等について訓練す
るなど、有事を想定した体制整備を推進する。(健康・医療戦略推進事務
局、文部科学省、厚生労働省、経済産業省)
② 国は、新型インフルエンザ等の発生時に既存のワクチンの有効性等を速
やかに評価する体制を整備する。
「ワクチン開発・生産体制強化戦略」に
基づき SCARDA の支援の下で産学官が連携して取り組む重点感染症に対す
るワクチン開発について、感染症の流行状況やそれらの感染症に対するワ
クチンの開発状況等を踏まえ、対象となる重点感染症の考え方やリストの
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