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ポリファーマシー対策の進め方(Ver 2.1) (11 ページ)
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出典情報 | ポリファーマシー対策の進め方(Ver2.1)(4/15)《日本病院薬剤師会》 |
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2.処方内容の見直しの検討と評価
① 医師は薬剤師や看護師等と連携し、処方内容を総合的に評価する。必要に応じて非薬物療法
(生活習慣の改善、環境調整、ケアの工夫等)を考慮した上で、薬物療法の適正化と処方内容
の見直し(適切な用量への変更、副作用の被疑薬の中止、より有効性・安全性の高い代替薬へ
の変更等)を検討する。
② 多職種間で薬物関連問題のリスクを共有する。この際、必要に応じて医師への情報提供や薬剤
師へ確認・問い合わせを行う。
③ 処方内容の見直しが必要な場合は、医師または薬剤師は、患者や家族等に対し、処方内容の変
更や中止等の理由および注意すべき点を説明する。
④ 医師または薬剤師は、処方内容の見直しの要点(変更内容、理由、経過等)を診療録等に記
載し、処方内容を変更する際の留意事項を多職種で共有する。
3.処方内容の見直し後の観察と再評価
① 医師または薬剤師は、日常診療や服薬指導等を通じて、病状の変化、新たな薬物関連問題の有
無等、処方内容の見直し後の患者の状況や経過を確認する。
② 看護師等は、それぞれの観点で処方内容の変更による病状の変化、新たな薬物関連問題、療養
上の問題点の有無等のモニタリングを行う。また、薬物関連問題の可能性を観察した場合には、医
師または薬剤師に情報提供を行う。
③ 多職種で患者の病状や経過を確認し、必要に応じて処方内容の再評価を行う。
④ 医師または薬剤師は、処方変更後の病状や経過および評価した内容を診療録等に記載する。
4.退院時の情報連携
① 医師または薬剤師は、退院に際して患者や家族等に対し、入院中の処方内容の変更や中止等の
理由および療養上必要な注意すべき点を説明する。
② 医師または薬剤師は、退院後も適切な薬物療法が継続できるように、必要に応じて診療情報提
供書、お薬手帳、薬剤管理サマリー等に薬物療法に関連した情報ならびに処方内容の見直しの要
点を記載し、患者の退院先に応じて医療機関や薬局、介護保険施設等へ情報提供を行う。
【啓発活動】
1.職員等に対する医薬品の安全使用のための研修会等を活用し、ポリファーマシー対策を理解する
ための研修会を開催する。
2.患者や家族等に対し、院内掲示ならびに診療や各種指導を通じて、ポリファーマシー対策の必要
性に関する理解を求めるように努める。
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① 医師は薬剤師や看護師等と連携し、処方内容を総合的に評価する。必要に応じて非薬物療法
(生活習慣の改善、環境調整、ケアの工夫等)を考慮した上で、薬物療法の適正化と処方内容
の見直し(適切な用量への変更、副作用の被疑薬の中止、より有効性・安全性の高い代替薬へ
の変更等)を検討する。
② 多職種間で薬物関連問題のリスクを共有する。この際、必要に応じて医師への情報提供や薬剤
師へ確認・問い合わせを行う。
③ 処方内容の見直しが必要な場合は、医師または薬剤師は、患者や家族等に対し、処方内容の変
更や中止等の理由および注意すべき点を説明する。
④ 医師または薬剤師は、処方内容の見直しの要点(変更内容、理由、経過等)を診療録等に記
載し、処方内容を変更する際の留意事項を多職種で共有する。
3.処方内容の見直し後の観察と再評価
① 医師または薬剤師は、日常診療や服薬指導等を通じて、病状の変化、新たな薬物関連問題の有
無等、処方内容の見直し後の患者の状況や経過を確認する。
② 看護師等は、それぞれの観点で処方内容の変更による病状の変化、新たな薬物関連問題、療養
上の問題点の有無等のモニタリングを行う。また、薬物関連問題の可能性を観察した場合には、医
師または薬剤師に情報提供を行う。
③ 多職種で患者の病状や経過を確認し、必要に応じて処方内容の再評価を行う。
④ 医師または薬剤師は、処方変更後の病状や経過および評価した内容を診療録等に記載する。
4.退院時の情報連携
① 医師または薬剤師は、退院に際して患者や家族等に対し、入院中の処方内容の変更や中止等の
理由および療養上必要な注意すべき点を説明する。
② 医師または薬剤師は、退院後も適切な薬物療法が継続できるように、必要に応じて診療情報提
供書、お薬手帳、薬剤管理サマリー等に薬物療法に関連した情報ならびに処方内容の見直しの要
点を記載し、患者の退院先に応じて医療機関や薬局、介護保険施設等へ情報提供を行う。
【啓発活動】
1.職員等に対する医薬品の安全使用のための研修会等を活用し、ポリファーマシー対策を理解する
ための研修会を開催する。
2.患者や家族等に対し、院内掲示ならびに診療や各種指導を通じて、ポリファーマシー対策の必要
性に関する理解を求めるように努める。
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