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ポリファーマシー対策の進め方(Ver 2.1) (9 ページ)

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出典情報 ポリファーマシー対策の進め方(Ver2.1)(4/15)《日本病院薬剤師会》
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おわりに
病院薬剤師が取り組むポリファーマシー対策の進め方について解説した。薬物療法の適正化を支援するために
は、処方の開始、増量、減量、中止等あらゆる場面において必要な薬剤情報や留意点を多職種で共有するた
めに薬剤師が積極的に関与することが求められる。また、患者に寄り添った対応が重要であり、日常生活への影
響を考慮することで、より安心安全な薬物療法の提供が可能となる。さらに、一つの医療機関のみでは対応でき
ないことも多いため、薬剤管理サマリーや返書を活用し、転院先の医療機関や薬局、介護保険施設等との相互
の情報共有・提供が重要である。
最後に、今回示した内容を全て網羅しなければ、ポリファーマシー対策が行えないということではなく、施設の状
況に応じて日常業務の中で実施可能なポイントから一歩ずつ開始していただくことが効果的である。今後、各地
域や医療機関でポリファーマシー対策をさらに推進していただきたい。

一般社団法人 日本病院薬剤師会
ポリファーマシー対策に関する特別委員会
令和 6 年 4 月 15 日作成(Ver.2.1)
委員長 武藤 浩司
委員 篠永 浩
澁田 憲一
濱浦 睦雄
別所 千枝
溝神 文博
渡部 学

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