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ポリファーマシー対策の進め方(Ver 2.1) (16 ページ)
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出典情報 | ポリファーマシー対策の進め方(Ver2.1)(4/15)《日本病院薬剤師会》 |
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別添 3 薬剤管理サマリー(精神科版)および返書の記載事例
薬剤管理 サマリー(精神科版 )
ふり がな
●●
●●●●
入院日
△△△△/△△/△△
氏名
〇〇
〇〇〇
退院日
△△△△/△△/△△
性別
男
生年月日
199X/●●/●●
担当薬剤師
□□
身長・体重
165cm/ 70kg
ID
□□医師
担当医
☑病状悪化
主病名・
統合失調症
既往歴
□怠薬による病状悪化
□その他(
)
( ①) ア レ ルギー歴・ 副作用歴など
喫煙
□有(
アレルギー歴
本/日
)☑無
□
有(
□
疑い(
飲
)☑無
) ☑
無
)
アレルギー歴・副作用歴等を記載
有(リスペリドン8
㎎ /日でアカシジア) □
□ 疑い(
)
☑お薬手帳
☑
薬剤投与方法
☑
処方状況
粉砕
精神科
退院先
服用方法(入院前)
☑良好
)
□飲み忘れ
□拒薬傾向
□その他
☑そのまま
服用方法(退院直前)
□その他
□カレンダー
□ボックス
□ボックス
☑日付あり
□日付なし
□薬を飲むタイミングが難しい場面がある
(飲み忘れる時間帯:朝
昼
夕
寝る前
その他)
□飲み間違えてしまうから
□ファイル
☑薬による副作用があるから
□その他
□7日管理)
□ファイル
(喉の渇き/眠気/便秘/頭がぼーっとする/手の震え/体重増加/生理不順/
その他:(
)
□飲んでも効果を感じないから
□その他
※当院入院中は、基本は全て一包化しております。
入院中の調剤方法
退院後の問題点等を記載
□薬を飲む回数が多いから
退院直前の薬剤管理方法
☑看護師管理
□その他
□薬の量を自分で調節してしまうことがある
入院前の薬剤管理方法
□3日管理
□カレンダー
□医療従事者
□薬を飲む量が多いから
□家族管理
方法:□そのまま
□家族
退院後の問題点
□家族や周囲の服薬確認に抵抗がある
□ 内科
□本人管理(□1日管理
☑その他(入院前の〇〇〇〇クリニック)
□人前で薬を飲むことに抵抗がある
/ 簡易懸濁法 )
<管理方法>
□当院
退院後の服薬管理者
□毎日薬を飲むのが面倒
(退院時:(内科・精神科)は他院へ受診)
☑本人管理
□薬情
睡眠状況、脱抑制の可能性、飲み忘れ、アカシジア、長期的な症状安定
経口( 普通錠 / 粉砕 )
□ 経管(
☑紹介状
( ④ ) 服薬ア ド ヒ ア ラ ン ス 情報: 拒薬・ 怠薬理由
☑飲み忘れ
□拒薬傾向 □その他(
□マイナ保険証
10
㎎ 1回1錠 就寝前、ロラゼパム錠1
㎎ 1回1錠(1日3錠) 毎食後、ジスチグミン
臭化物錠5
㎎ 1回1錠 朝食後
☑本人
無
(入院中)
□良好
□手帳アプリ
処方薬:リスペリドン錠2㎎ 1回2錠(1日4錠) 朝夕食後,ビペリデン錠1㎎ 1回2
( ② ) 服薬管理情報
(入院前)
服薬状況
入院時持参薬を記載
☑その他(〇〇〇〇クリニック)
( 退院後の情報: 退院時カ ン フ ァ レ ン ス等)
酒 □有(
☑
副作用歴
□なし
処方医療機関:□当院外来
錠(1日4錠) 朝夕食後、フルニトラゼパム錠2
㎎ 1回1錠 就寝前、ニトラゼパム錠
入院理由 □通院中断による病状悪化 □副作用
□初発
( ③ ) 入院時持参薬の状況
☑あり
□薬を飲まなくても再発しないと思うから
□薬を飲む時間が気になって活動を控える事があるから
□病気の認識・理解が乏しいから
服薬アドヒアランスに関する情報、本人の薬に対する考えや困り事等を記載
□その他
□その他
( ⑤) 精神科薬剤の使用関連
抗精神病薬の
□
持効性注射剤
使用部位(右肩・左肩・右臀部・左臀部)
定期検査が必要な薬
有
□
有
(薬剤:
)
☑ 無
mg 持効性注射剤を使用している場合は記載
最終投与日:
/
最終注射用量:
(薬剤:
最終検査日:
〇/〇
( ⑥) D I EPSS評価
日付:〇/〇
)TDMなどの定期検査が必要な薬剤がある場合は記載
☑ 無
(※退院前直近のデータ)
入院中にDIEPSS評価をしていれば記載
◆歩行:0 ◆動作緩慢:1 ◆流涎:0 ◆筋強剛:1 ◆振戦:1 ◆アカシジア:3 ◆ジストニア:0
肝機能
日付
〇/〇
:AST(
15
)IU/L、ALT(
腎機能
日付
〇/〇
:SCr(
0.78
)mg/dl 、eGFR(
14
)IU/L、γ-GTP(
97.8
20
◆ジスキネジア:0
( ⑧) 検査値
( ⑦) 肝機能・ 腎機能 (※退院前直近のデータ)
)IU/L
)mL/min/1.73m2
Topicsとなる検査
プロラクチン:9.2ng/mL
空腹時血糖:96mg/dL、HbA1c:5.6%
( ⑨) 入院中の薬物治療経過/患者p r o b le m /服薬指導・ 介入の要点
日付
開始・増量(薬剤名:
〇/〇
〇/〇
〇/〇
服薬指導・介入の要点(problemリスト)
薬剤変更の有無
患者problem) 脱抑制的な興奮(気分高
)
減量・中止(薬剤名:ロラゼパム減量、フルニトラゼパム中止)
変更(薬剤名:
→薬剤名:
)
理由:効果不十分・副作用・患者希望・拒薬・その他
アゼパム換算32.5
㎎ と多く、副作用による脱
抑制(奇異反応)を疑う。
開始・増量(薬剤名:
患者problem) ベンゾジアゼピン系薬剤 指導・介入の要点)
)
減量・中止(薬剤名:リスペリドン)
変更(薬剤名:
の減量により、マスクされていたアカシジア
→薬剤名:
)
アカシジアと精神症状を見ながら1ヵ月かけて漸減。
理由:効果不十分・副作用・患者希望・拒薬・その他
開始・増量(薬剤名:
患者problem)アカシジア改善しビペリ 指導・介入の要点)
)
減量・中止(薬剤名:ビペリデン減量、ジスチグミン中止)
変更(薬剤名:
→薬剤名:
デンの必要性低下。抗コリン性副作用の認知 ビペリデンを1ヵ月かけて漸減。
)
開始・増量(薬剤名:
)
減量・中止(薬剤名:
)
変更(薬剤名:
→薬剤名:
理由:効果不十分・副作用・患者希望・拒薬・その他
(
⑩ )
フルニトラゼパム錠1回2
㎎ 就寝前→漸減して中止
(合計でジアゼパム換算14.2
㎎ まで漸減)
(リスペリドンの副作用による錐体外路症状) リスペリドン錠1回4
㎎ 朝夕食後→1回2
㎎ 朝夕食後
が表出(DIEPSS:3)。夜に強めとのこと。
減量でアカシジア3→0。精神症状も入院中は安定。
理由:効果不十分・副作用・患者希望・拒薬・その他
/
指導・介入の要点)2週間ほどかけて漸減中止。
揚、多弁)あり。ベンゾジアゼピン系薬剤がジ ロラゼパム錠1回1
㎎ 毎食後→1回0.5mg 朝夕食後
機能低下、口渇、頻尿(低緊張性膀胱)。
作用機序の相反するジスチグミン併用。
ビペリデン錠1回2
㎎ 朝夕食後→1回1
㎎ 夕食後
その後ジスチグミンを中止するが排尿問題なし。
患者problem)
指導・介入の要点)
入院中に行った服薬指導内容・変更理由・変更内容などがあれば記載
)
入院中に行った服薬指導の総括、申し送り事項・服薬指導上の注意点等を記載
興奮強く入院。脱抑制的な気分高揚や多弁が見られ、ベンゾジアゼピン系(Bz系)薬剤の量も多かったため、Bz系による脱抑制を疑い減量。Bz系減量に伴い興奮は改
他医療機関へ
善するも、Bz系でマスクされていたアカシジア(リスペリドンによる錐体外路症状)が表出したため、リスペリドン減量にて改善(→ビペリデンの必要性低下)。
の申し送り事
抗コリン性副作用(認知機能低下による飲み忘れ、口渇、頻尿等)に対しビペリデンを減量し、その後ジスチグミンを中止。御本人は今後Bz系の処方要求を控える
項
とのこと。退院後は、睡眠の観察や睡眠衛生指導の実施、服薬状況やリスペリドン減量後の長期的な症状安定についてモニタリング頂けると幸いです。
※ご不明な点がございましたら、上記担当薬剤師までお問い合わせください
施設名: 〇〇〇〇病院
TEL: ●●-●●●●-●●●●
E-Mail: ●●-●●●●-●●●●
14
薬剤管理 サマリー(精神科版 )
ふり がな
●●
●●●●
入院日
△△△△/△△/△△
氏名
〇〇
〇〇〇
退院日
△△△△/△△/△△
性別
男
生年月日
199X/●●/●●
担当薬剤師
□□
身長・体重
165cm/ 70kg
ID
□□医師
担当医
☑病状悪化
主病名・
統合失調症
既往歴
□怠薬による病状悪化
□その他(
)
( ①) ア レ ルギー歴・ 副作用歴など
喫煙
□有(
アレルギー歴
本/日
)☑無
□
有(
□
疑い(
飲
)☑無
) ☑
無
)
アレルギー歴・副作用歴等を記載
有(リスペリドン8
㎎ /日でアカシジア) □
□ 疑い(
)
☑お薬手帳
☑
薬剤投与方法
☑
処方状況
粉砕
精神科
退院先
服用方法(入院前)
☑良好
)
□飲み忘れ
□拒薬傾向
□その他
☑そのまま
服用方法(退院直前)
□その他
□カレンダー
□ボックス
□ボックス
☑日付あり
□日付なし
□薬を飲むタイミングが難しい場面がある
(飲み忘れる時間帯:朝
昼
夕
寝る前
その他)
□飲み間違えてしまうから
□ファイル
☑薬による副作用があるから
□その他
□7日管理)
□ファイル
(喉の渇き/眠気/便秘/頭がぼーっとする/手の震え/体重増加/生理不順/
その他:(
)
□飲んでも効果を感じないから
□その他
※当院入院中は、基本は全て一包化しております。
入院中の調剤方法
退院後の問題点等を記載
□薬を飲む回数が多いから
退院直前の薬剤管理方法
☑看護師管理
□その他
□薬の量を自分で調節してしまうことがある
入院前の薬剤管理方法
□3日管理
□カレンダー
□医療従事者
□薬を飲む量が多いから
□家族管理
方法:□そのまま
□家族
退院後の問題点
□家族や周囲の服薬確認に抵抗がある
□ 内科
□本人管理(□1日管理
☑その他(入院前の〇〇〇〇クリニック)
□人前で薬を飲むことに抵抗がある
/ 簡易懸濁法 )
<管理方法>
□当院
退院後の服薬管理者
□毎日薬を飲むのが面倒
(退院時:(内科・精神科)は他院へ受診)
☑本人管理
□薬情
睡眠状況、脱抑制の可能性、飲み忘れ、アカシジア、長期的な症状安定
経口( 普通錠 / 粉砕 )
□ 経管(
☑紹介状
( ④ ) 服薬ア ド ヒ ア ラ ン ス 情報: 拒薬・ 怠薬理由
☑飲み忘れ
□拒薬傾向 □その他(
□マイナ保険証
10
㎎ 1回1錠 就寝前、ロラゼパム錠1
㎎ 1回1錠(1日3錠) 毎食後、ジスチグミン
臭化物錠5
㎎ 1回1錠 朝食後
☑本人
無
(入院中)
□良好
□手帳アプリ
処方薬:リスペリドン錠2㎎ 1回2錠(1日4錠) 朝夕食後,ビペリデン錠1㎎ 1回2
( ② ) 服薬管理情報
(入院前)
服薬状況
入院時持参薬を記載
☑その他(〇〇〇〇クリニック)
( 退院後の情報: 退院時カ ン フ ァ レ ン ス等)
酒 □有(
☑
副作用歴
□なし
処方医療機関:□当院外来
錠(1日4錠) 朝夕食後、フルニトラゼパム錠2
㎎ 1回1錠 就寝前、ニトラゼパム錠
入院理由 □通院中断による病状悪化 □副作用
□初発
( ③ ) 入院時持参薬の状況
☑あり
□薬を飲まなくても再発しないと思うから
□薬を飲む時間が気になって活動を控える事があるから
□病気の認識・理解が乏しいから
服薬アドヒアランスに関する情報、本人の薬に対する考えや困り事等を記載
□その他
□その他
( ⑤) 精神科薬剤の使用関連
抗精神病薬の
□
持効性注射剤
使用部位(右肩・左肩・右臀部・左臀部)
定期検査が必要な薬
有
□
有
(薬剤:
)
☑ 無
mg 持効性注射剤を使用している場合は記載
最終投与日:
/
最終注射用量:
(薬剤:
最終検査日:
〇/〇
( ⑥) D I EPSS評価
日付:〇/〇
)TDMなどの定期検査が必要な薬剤がある場合は記載
☑ 無
(※退院前直近のデータ)
入院中にDIEPSS評価をしていれば記載
◆歩行:0 ◆動作緩慢:1 ◆流涎:0 ◆筋強剛:1 ◆振戦:1 ◆アカシジア:3 ◆ジストニア:0
肝機能
日付
〇/〇
:AST(
15
)IU/L、ALT(
腎機能
日付
〇/〇
:SCr(
0.78
)mg/dl 、eGFR(
14
)IU/L、γ-GTP(
97.8
20
◆ジスキネジア:0
( ⑧) 検査値
( ⑦) 肝機能・ 腎機能 (※退院前直近のデータ)
)IU/L
)mL/min/1.73m2
Topicsとなる検査
プロラクチン:9.2ng/mL
空腹時血糖:96mg/dL、HbA1c:5.6%
( ⑨) 入院中の薬物治療経過/患者p r o b le m /服薬指導・ 介入の要点
日付
開始・増量(薬剤名:
〇/〇
〇/〇
〇/〇
服薬指導・介入の要点(problemリスト)
薬剤変更の有無
患者problem) 脱抑制的な興奮(気分高
)
減量・中止(薬剤名:ロラゼパム減量、フルニトラゼパム中止)
変更(薬剤名:
→薬剤名:
)
理由:効果不十分・副作用・患者希望・拒薬・その他
アゼパム換算32.5
㎎ と多く、副作用による脱
抑制(奇異反応)を疑う。
開始・増量(薬剤名:
患者problem) ベンゾジアゼピン系薬剤 指導・介入の要点)
)
減量・中止(薬剤名:リスペリドン)
変更(薬剤名:
の減量により、マスクされていたアカシジア
→薬剤名:
)
アカシジアと精神症状を見ながら1ヵ月かけて漸減。
理由:効果不十分・副作用・患者希望・拒薬・その他
開始・増量(薬剤名:
患者problem)アカシジア改善しビペリ 指導・介入の要点)
)
減量・中止(薬剤名:ビペリデン減量、ジスチグミン中止)
変更(薬剤名:
→薬剤名:
デンの必要性低下。抗コリン性副作用の認知 ビペリデンを1ヵ月かけて漸減。
)
開始・増量(薬剤名:
)
減量・中止(薬剤名:
)
変更(薬剤名:
→薬剤名:
理由:効果不十分・副作用・患者希望・拒薬・その他
(
⑩ )
フルニトラゼパム錠1回2
㎎ 就寝前→漸減して中止
(合計でジアゼパム換算14.2
㎎ まで漸減)
(リスペリドンの副作用による錐体外路症状) リスペリドン錠1回4
㎎ 朝夕食後→1回2
㎎ 朝夕食後
が表出(DIEPSS:3)。夜に強めとのこと。
減量でアカシジア3→0。精神症状も入院中は安定。
理由:効果不十分・副作用・患者希望・拒薬・その他
/
指導・介入の要点)2週間ほどかけて漸減中止。
揚、多弁)あり。ベンゾジアゼピン系薬剤がジ ロラゼパム錠1回1
㎎ 毎食後→1回0.5mg 朝夕食後
機能低下、口渇、頻尿(低緊張性膀胱)。
作用機序の相反するジスチグミン併用。
ビペリデン錠1回2
㎎ 朝夕食後→1回1
㎎ 夕食後
その後ジスチグミンを中止するが排尿問題なし。
患者problem)
指導・介入の要点)
入院中に行った服薬指導内容・変更理由・変更内容などがあれば記載
)
入院中に行った服薬指導の総括、申し送り事項・服薬指導上の注意点等を記載
興奮強く入院。脱抑制的な気分高揚や多弁が見られ、ベンゾジアゼピン系(Bz系)薬剤の量も多かったため、Bz系による脱抑制を疑い減量。Bz系減量に伴い興奮は改
他医療機関へ
善するも、Bz系でマスクされていたアカシジア(リスペリドンによる錐体外路症状)が表出したため、リスペリドン減量にて改善(→ビペリデンの必要性低下)。
の申し送り事
抗コリン性副作用(認知機能低下による飲み忘れ、口渇、頻尿等)に対しビペリデンを減量し、その後ジスチグミンを中止。御本人は今後Bz系の処方要求を控える
項
とのこと。退院後は、睡眠の観察や睡眠衛生指導の実施、服薬状況やリスペリドン減量後の長期的な症状安定についてモニタリング頂けると幸いです。
※ご不明な点がございましたら、上記担当薬剤師までお問い合わせください
施設名: 〇〇〇〇病院
TEL: ●●-●●●●-●●●●
E-Mail: ●●-●●●●-●●●●
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