よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


第148回医療保険部会資料(全体版) (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22635.html
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第81回社会保障審議会医療部会(令和3年10月4日)
各委員の発言要旨(「令和4年度診療報酬改定の基本方針について」関係)

<全体について>


改定の基本認識、視点、方向性について、概ね異論はない。



この基本方針というのは来年の診療報酬の基本方針なのか、長期的なビジョンを示す
のかということとも関係するのだと思うが、大きな方向性と具体的に次の診療報酬改定
で何をするかということはある程度切り分けて考えるべきではないかと思う。



8月5日の医療部会でも様々な意見を申し上げているが、その意見がどこに具体的に
反映されているのかが明確ではないと感じている。



患者・国民が、こういうふうに医療が変わってきたから、今、自分たちはこういうふ
うに考えて行動しなければいけないということがなかなか伝わってこないと思うので、
診療報酬の改定だけではなく、国民へのメッセージということも併せて考えていただき
たい。

<改定に当たっての基本認識>
(全体について)


基本認識の例示について違和感はない。短期的視点ではなく、高齢化、現役世代の減
少という大きな変化に加えて、コロナ禍で明らかになった課題への対応を着実に医療制
度の中に取り入れていくという視点が重要。



新型コロナウイルス感染症をはじめとする新興感染症等に対応できる医療提供体制の
構築が重要。医師の偏在対策、医師・医療従事者の働き方改革とともに、今から取り組
むことが重要であると思っている。感染症拡大を考慮しつつ、地域医療構想の再検討と
ともに、日本全体の医療提供体制の回復につながる報酬改定を検討していく必要がある
と考えている。その際、人口減少、超少子高齢化が進む状況に変わりはないので、効率
的な医療提供体制の構築により、医療費の増加抑制にも努めなければならないと考えて
いる。



感染症に対応可能な医療提供体制の構築とともに、人口、疾病構造の変化に対応し、
患者のニーズに沿った効率的・効果的な医療提供体制の構築を進めるといった趣旨や、
高齢化や高額医薬品の登場などによる医療費の増大が見込まれる中で、医療資源の重点
配分が必要であるといった趣旨を書き込んでいただければと思う。



コロナ以外の3点の基本的な認識は、今回の令和4年度の改定に限った話ではなく、
長期的に関わってくる話。これを毎回の改定の基本方針として議論するのはどうなのか
と思う。



複雑化している報酬体系の整理が必要と考えている。

12