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【参考資料2-6】高病原性鳥インフルエンザウイルスA(H5N1)感染事例に関するリスクアセスメントと対応 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40300.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第85回 5/27)《厚生労働省》
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国立感染症研究所.
高病原性鳥インフルエンザウイルス A(H5N1)感染事例に関するリスクアセスメントと対応

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高病原性鳥インフルエンザウイルス A(H5N1)感染事例に関するリスクアセスメントと対応
2023 年 4 月 13 日
2024 年 4 月 17 日最終更新
国立感染症研究所
更新点
2024 年 4 月 17 日

疫学的所見、ウイルス学的所見、リスクアセスメント

目次
・背景
・疫学的所見
1.事例の概要
国外の状況
国内の状況
2.治療薬、ワクチン、検査について
・ウイルス学的所見
・日本国内の対応
・リスクアセスメント

背景
高病原性鳥インフルエンザウイルス A(H5N1) (Highly pathogenic avian influenza
virus: 以下、HPAIV(H5N1))は 1997 年に初めて香港で生鳥市場を介したヒト感染例の
報告があり、2003 年、2004 年には東アジア、東南アジアでもヒト感染例が報告された。これ
以降、世界各地の家きんや野鳥に感染が拡がり、流行域を拡大した H5 亜型の HPAIV は、
A/goose/Guangdong/1/1996(H5N1)に由来するユーラシア型の HA 遺伝子を保持し
ており、HA 遺伝子の塩基配列により当初は 0~9 の Clade に分類され、その後 HA 遺伝子
の変異が蓄積し、Clade ごとにさらに細かな亜系統に分類されるようになった。さらに他の A
型インフルエンザウイルスとの遺伝子再集合を起こすなど、遺伝的にも多様化している。特に
©National Institute of Infectious Diseases, Tokyo, Japan, 2023, 2024
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