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資料1 第5回電子処方箋等検討ワーキンググループ資料 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40835.html
出典情報 電子処方箋等検討ワーキンググループ(第5回 6/19)《厚生労働省》
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①電子処方箋管理サービスにおけるチェック機能の拡充
電子カルテ情報共有サービス由来の情報を活用したチェック機能の追加(1/3)


電子処方箋管理サービスでは、前述のとおり、過去の処方・調剤情報を対象とした重複投薬・併用禁忌チェック機能を実装しており、
医療現場において当該機能が業務上活用されている。



今後の医療DX施策が進むにつれ、上記以外にも、処方箋情報以外にも医療機関・薬局で生成される医療情報を中央側で一元的に集約・

管理できるようになる。これらの情報を電子処方箋管理サービスで管理する処方箋情報と掛け合わせ、診察等の判断に役立てるようにす
ることで、医療DX全体としてより良い医療の提供に寄与できないか検討することは重要である。


令和7年4月より、電子カルテ共有サービスが全国で運用開始され、電子カルテ内の3文書6情報(①傷病名、②アレルギー情報、③感染
症情報、④薬剤アレルギー情報、⑤検査情報、⑥処方情報)を新たに管理することから、患者のアレルギー歴や傷病名等と電子処方箋管
理サービスのデータと突合させた結果を医療機関・薬局に提供することで、処方や調剤・服薬指導の判断に繋げていくことはできないか。
電子カルテ情報共有サービスで保持する情報を活用することで期待できる効果例
情報

効果・事例

効果・事例

検査値

• 抗うつ薬デュロキセチン塩酸塩は、高度腎障害(Ccr30mL/min未満)の患者に対
して、腎障害を悪化させるため禁忌である。
• 高血圧治療薬トリクロルメチアジドは、低ナトリウム血症(Na 137mEq/L未満)の
患者に対して症状を悪化させるため禁忌である。

傷病名

• 緑内障・高眼圧症治療薬であるカルテオロール塩酸塩は気管支喘息や重篤な慢性
閉塞性肺疾患の患者に対して症状を悪化させるため禁忌である。
• 小柴胡湯は、肝硬変、肝癌の患者に対して、間質性肺炎を起こす可能性があり、禁
忌である。

アレルギー歴

• 過去の薬剤によるアレルギー歴がある患者には、当該薬剤を投与する必要がある際に
は、他の薬剤を選択するか、慎重投与とするかの判断が必要。
• 牛乳アレルギーがある患者には、下痢症治療薬のタンニン酸アルブミンは禁忌である。
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