よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3-1 分娩を取り扱う医療機関等の費用構造の把握のための研究 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40901.html
出典情報 妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会(第1回 6/26)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

調査結果(2)患者票に係る検討(続き)

留意事項
観測値数が少ないため,結果の代表性や頑健性には限界がある

 機能別・分娩状況別の3群での分散の不均一性と平均値の差
 出産時の妊娠週数は,機能別の3群で統計的に有意な分散の不均一が確認され,平均値にも有意差が
あった.標準偏差の大きさと箱ひげ図から,病院でのばらつきが最も大きく,次いで有床診療所,
助産所における妊婦属性のばらつきが最も小さい.平均値は,助産所で最も長く40週,次いで有床
診療所が39.2週,最も短いのが病院で38.9週であった(表3/図3-1参照).
 入院から分娩第3期終了までの時間に,機能別の3群で分散の不均一性が確認された.ばらつきが最
も大きいのが病院で780.96分,次いで有床診療が617.66分,最も小さいのが助産所で270.46分であっ
た.他方で,3群間での平均値には統計的有意差は確認されていない(図3-2参照).
 入院中の助産ケアを見ると,機能別3群で統計的に有意な分散の不均一性が確認され,平均値にも有
意差があった.標準偏差と箱ひげ図から,助産所でのばらつきが最も大きく,次いで病院,有床診
療所におけるばらつきが最も小さい.平均値は,助産所で最も長く,545.7分,次いで病院が352.6分,
最も短かったのが有床診療の66.2分となっている(図3-3参照).
 分娩状況別の平均値を見てみると,母親の年齢が最も高いのが無痛で34.5歳,次いで,異常・搬送
が32.17歳,正常が最も若く30.22歳となっている(図3-4参照).
11