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【資料2】アナフィラキシーに対するアドレナリン(エピネフリン)の筋肉内投与について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41901.html
出典情報 救急医療の現場における医療関係職種の在り方 に関する検討会ワーキンググループ(第6回 7/29)《厚生労働省》
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本提案に関するこれまでの経緯

救急救命処置検討委員会(平成30年~令和元年度)
【提案の概要】
提案団体: 1 久留米市消防本部、2 岸和田市消防本部
提案内容(新しい処置の提案):
(自己注射が可能なアドレナリン製剤の処方を受けていない傷病者も含めた)アナフィラキシーに対するアドレナリンの筋肉
内投与
【評価結果の概要】
評価分類: カテゴリーⅡ
評価結果:
救急救命処置(特定行為)として「アナフィラキシーに対するアドレナリンの筋肉内投与」を追加することが望ましい。
理由:
当該処置の実施に伴う、誤って投与された場合の危険性、知識・技術の習得や資器材の配備に要する負担、医療機関搬送ま
での時間の遅延等に比して、アナフィラキシー傷病者の症状の悪化を防止し、致死的状況を回避することの利点がより大き
いと想定されるため。
付記:
アナフィラキシーの判断基準とアドレナリン投与の対象の詳細、アドレナリンの適量投与のために必要な手順等の詳細、
ヒューマンエラーの防止策、新しい処置の追加のために必要な講習等の詳細について、効果と安全性の両面から厚生労働
科学研究等で明らかにする必要がある。
アナフィラキシーに使用する場合と、心肺停止に使用する場合のアドレナリンの投与量、投与方法の区分などについて、
オンラインで指示を出す医師へも周知が必要である。
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