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参考資料1-3 浜口班の議論における参考資料(令和3年12月6日開催) (36 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24719.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会安全技術調査会(令和3年度第6回 3/29)《厚生労働省》 |
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アナフィラキシーへの対応
本剤接種後にアナフィラキシーが認められた際、適切な治療および管理が実施されるよう、以下を参考に準
備をしておいてください。
アナフィラキシーの診断1)
ワクチン接種後30分以内、あるいは注射部位以外の皮膚・粘膜症状(蕁麻疹、皮膚の発赤・紅潮、口唇・舌・
口蓋垂の腫脹や刺激感、目のかゆみ・眼瞼腫脹、くしゃみ・鼻汁・鼻のかゆみ・鼻閉などの鼻炎症状。アレ
ルギー性鼻炎患者は明らかな症状の増強)
などのアレルギー反応の観察中に以下のうち2つ以上の症状が出
現した場合は、アナフィラキシーと診断し、以下を参照し対応してください。
□ アレルギーを疑わせる皮膚・粘膜症状
□ 気道・呼吸器症状(喉頭閉塞感、呼吸困難、喘鳴、強い咳嗽、低酸素血症状)
□ 強い消化器症状(腹部疝痛、嘔吐、下痢)
□ 循環器症状(血圧低下、意識障害)
アナフィラキシーへの対応1)
<発症時>
・急に座ったり立ち上がったりする動作を禁止する
・原則として、仰臥位で下肢を挙上させる
・嘔吐や呼吸促
(窮)
拍の場合には、本人が楽な姿勢にする
(ただし、悪心嘔吐がある場合は仰臥位を避けた方がよい)
<治療>
・第一選択治療はアドレナリン
(ボスミン®)
の筋肉注射である
(絶対的禁忌は存在しない)
・「アナフィラキシーが疑われた」時点で可能な限り素早く実施する
・大腿部中央の前外側にアドレナリン(0.01mg/kg、最大0.5mg)
あるいはエピペン®注射液(0.3mg)
の筋肉注射を
実施する
(血管内投与をしないように注意)
・同時に酸素吸入と生理食塩水の急速点滴投与を行う
・呼吸困難が強い場合は短時間作用性β2刺激薬(pMDI:加圧式定量噴霧式吸入器)
の吸入も実施する
<初期対応後>
・初期対応で症状が安定しても二相性反応の発生に備えて入院が望ましい
・ワクチン接種施設に入院設備がない場合には対応できる医療機関へ搬送する
(推奨)
(参考)
アナフィラキシー 初期対応の手順2)
〜
4. 患者を仰臥位にする
仰向けにして30cm程度足を高くする。
呼吸が苦しいときは少し上体を起こす。
嘔吐しているときは顔を横向きにする。
突然立ち上がったり座った
りした場合、数秒で急変す
ることがある。
〜
3. アドレナリンの筋肉注射
0.01mg/kg
(最大量:成人0.5mg、小児0.3mg)
、
必要に応じて5 15分毎
に再投与する。
6. 静脈ルートの確保
必要に応じて0.9%
(等張/生理)
食塩水を5 10分の間に、成人
なら5 10mL/kg、小児なら
10mL/kg投与する。
〜
2. 助けを呼ぶ
可能なら蘇生チーム
(院内)
または救急隊
(地域)
。
5. 酸素投与
必要な場合、フェイスマスク
か経鼻エアウェイで高流量
(6
8 L / 分 )の 酸 素 投 与 を
行う。
〜
1. バイタルサインの確認
循環、気道、呼吸、意識状
態、皮膚、体重を評価する。
7. 心肺蘇生
必要に応じて胸部圧迫法で
心肺蘇生を行う。
8. バイタル測定
頻回かつ定期的に患者の血
圧、脈拍、呼吸状態、酸素
化を評価する。
※アドレナリン
(ボスミン®)・エピペン®のご使用にあたっては、最新の製品添付文書を参照してください。
1)日本アレルギー学会 COVID-19 ワクチンに関するアナウンスメントWG:新型コロナウイルスワクチン接種にともなう重度の過敏症(アナフィラキシー等)
の管理・診断・治療 令和3年3月12日改訂, 2021 より改変
2)日本アレルギー学会 監: アナフィラキシーガイドライン. p13, メディカルレビュー社. 2014
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本剤接種後にアナフィラキシーが認められた際、適切な治療および管理が実施されるよう、以下を参考に準
備をしておいてください。
アナフィラキシーの診断1)
ワクチン接種後30分以内、あるいは注射部位以外の皮膚・粘膜症状(蕁麻疹、皮膚の発赤・紅潮、口唇・舌・
口蓋垂の腫脹や刺激感、目のかゆみ・眼瞼腫脹、くしゃみ・鼻汁・鼻のかゆみ・鼻閉などの鼻炎症状。アレ
ルギー性鼻炎患者は明らかな症状の増強)
などのアレルギー反応の観察中に以下のうち2つ以上の症状が出
現した場合は、アナフィラキシーと診断し、以下を参照し対応してください。
□ アレルギーを疑わせる皮膚・粘膜症状
□ 気道・呼吸器症状(喉頭閉塞感、呼吸困難、喘鳴、強い咳嗽、低酸素血症状)
□ 強い消化器症状(腹部疝痛、嘔吐、下痢)
□ 循環器症状(血圧低下、意識障害)
アナフィラキシーへの対応1)
<発症時>
・急に座ったり立ち上がったりする動作を禁止する
・原則として、仰臥位で下肢を挙上させる
・嘔吐や呼吸促
(窮)
拍の場合には、本人が楽な姿勢にする
(ただし、悪心嘔吐がある場合は仰臥位を避けた方がよい)
<治療>
・第一選択治療はアドレナリン
(ボスミン®)
の筋肉注射である
(絶対的禁忌は存在しない)
・「アナフィラキシーが疑われた」時点で可能な限り素早く実施する
・大腿部中央の前外側にアドレナリン(0.01mg/kg、最大0.5mg)
あるいはエピペン®注射液(0.3mg)
の筋肉注射を
実施する
(血管内投与をしないように注意)
・同時に酸素吸入と生理食塩水の急速点滴投与を行う
・呼吸困難が強い場合は短時間作用性β2刺激薬(pMDI:加圧式定量噴霧式吸入器)
の吸入も実施する
<初期対応後>
・初期対応で症状が安定しても二相性反応の発生に備えて入院が望ましい
・ワクチン接種施設に入院設備がない場合には対応できる医療機関へ搬送する
(推奨)
(参考)
アナフィラキシー 初期対応の手順2)
〜
4. 患者を仰臥位にする
仰向けにして30cm程度足を高くする。
呼吸が苦しいときは少し上体を起こす。
嘔吐しているときは顔を横向きにする。
突然立ち上がったり座った
りした場合、数秒で急変す
ることがある。
〜
3. アドレナリンの筋肉注射
0.01mg/kg
(最大量:成人0.5mg、小児0.3mg)
、
必要に応じて5 15分毎
に再投与する。
6. 静脈ルートの確保
必要に応じて0.9%
(等張/生理)
食塩水を5 10分の間に、成人
なら5 10mL/kg、小児なら
10mL/kg投与する。
〜
2. 助けを呼ぶ
可能なら蘇生チーム
(院内)
または救急隊
(地域)
。
5. 酸素投与
必要な場合、フェイスマスク
か経鼻エアウェイで高流量
(6
8 L / 分 )の 酸 素 投 与 を
行う。
〜
1. バイタルサインの確認
循環、気道、呼吸、意識状
態、皮膚、体重を評価する。
7. 心肺蘇生
必要に応じて胸部圧迫法で
心肺蘇生を行う。
8. バイタル測定
頻回かつ定期的に患者の血
圧、脈拍、呼吸状態、酸素
化を評価する。
※アドレナリン
(ボスミン®)・エピペン®のご使用にあたっては、最新の製品添付文書を参照してください。
1)日本アレルギー学会 COVID-19 ワクチンに関するアナウンスメントWG:新型コロナウイルスワクチン接種にともなう重度の過敏症(アナフィラキシー等)
の管理・診断・治療 令和3年3月12日改訂, 2021 より改変
2)日本アレルギー学会 監: アナフィラキシーガイドライン. p13, メディカルレビュー社. 2014
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