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議題1 別紙2 (20 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43370.html |
出典情報 | 先進医療会議(第135回 9/5)《厚生労働省》 |
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【別添6】「PICSI (Physiologic intracytoplasmic sperm injection)」の治療
計画(申請書類より抜粋)
6.治療計画
研究対象者の同意取得後、診療録から下記の情報を収集する。
研究対象者背景:治療開始時の夫年齢、妻年齢、不妊期間、hCG 切り換え日の血中 E2 濃度
研究対象者の同意:同意者、同意取得年月日
〈ランダム化〉
大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)の医学研究支援(症例登録割付)システムを用いてランダム化
を行い、患者本人には顕微授精が終了した後にいずれの群に振り分けられたか説明する。
〈卵子・精子の処理〉
採卵手術後に採れた卵子の数を記録する。採卵から 3 時間後にヒアルロニダーゼ (Hyaluronidase ;
Kitazato) 40IU を使用して裸化を行い、第一極体が放出されている卵子を成熟卵子 (MⅡ卵子)として、
その数を記録する。
新鮮精子を使用する場合は、採卵手術の朝に採精してもらい、15~30 分液化させた後マクラーカウンテ
ィングチャンバーで一般精液検査を行い精子濃度と精子運動率を記録する。精子の処理は 90%、45%の
Isolate2 層法 (300g,15 分遠心)で行い、Sydney IVF Fertilization Medium (Cook)で再度洗浄 (300g,5
分遠心)し沈渣を 0.5ml に調整してインキュベートしておく。精子数が少ない、または運動率が極端に悪
い症例は原精液に Fertilization Medium を 2ml 加え、300g,10 分遠心し沈渣を 0.5ml に調整後インキュ
ベートしておく。
〈ICSI 手技〉
精子の選別、不動化、インジェクションピペットへの充填は、ICSI 群では PVP (PVP7% solution ; SAGE)、
PICSI 群では SpermSlowTM (SpermSlowTM ;クーパーサージカル・ジャパン社)を使用する。精子選別のレ
イアウトは図 1 のように行う。
① ICSI 群
FALCON1006 ディッシュ(351006 ; FALCON)に 7μℓの Sydney IVF GAMETE BUFFER (Cook)のドロップを必
要数作成し、7μℓの PVP の下端に 3~5μℓの調整後精子を接するように作成する。上からミネラルオイ
ル (Light Mineral Oil ; FUJIFILM)をかけ ICSI に使用する。インジェクションピペットとホールディ
ングピペット (Microtech)をセッティングし、インジェクションピペットの中をミネラルオイル、PVP の
順で充填し精子の選別を行う。精子の選別は、PVP の上端まで泳ぎあがっている精子の中から形態の良好
なものを培養士が目で見て選別を行う。
② PICSI 群
FALCON1006 ディッシュに 7μℓの GAMETE BUFFER のドロップを必要数作成し、5μℓの GAMETE BUFFER の
右隣に 5μℓの SpermSlowTM を接するように作成し、GAMETE BUFFER の左隣に 3~5μℓの調整後精子を接す
るように作成する。上からミネラルオイルをかけ、5 分ほどインキュベートしてから ICSI に使用する。
インジェクションピペットとホールディングピペットをセッティングし、ミネラルオイルを吸い込む。
インジェクションピペット内壁への付着を防ぐため PVP を一度吸い、吐き出すことでコーティングを行
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計画(申請書類より抜粋)
6.治療計画
研究対象者の同意取得後、診療録から下記の情報を収集する。
研究対象者背景:治療開始時の夫年齢、妻年齢、不妊期間、hCG 切り換え日の血中 E2 濃度
研究対象者の同意:同意者、同意取得年月日
〈ランダム化〉
大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)の医学研究支援(症例登録割付)システムを用いてランダム化
を行い、患者本人には顕微授精が終了した後にいずれの群に振り分けられたか説明する。
〈卵子・精子の処理〉
採卵手術後に採れた卵子の数を記録する。採卵から 3 時間後にヒアルロニダーゼ (Hyaluronidase ;
Kitazato) 40IU を使用して裸化を行い、第一極体が放出されている卵子を成熟卵子 (MⅡ卵子)として、
その数を記録する。
新鮮精子を使用する場合は、採卵手術の朝に採精してもらい、15~30 分液化させた後マクラーカウンテ
ィングチャンバーで一般精液検査を行い精子濃度と精子運動率を記録する。精子の処理は 90%、45%の
Isolate2 層法 (300g,15 分遠心)で行い、Sydney IVF Fertilization Medium (Cook)で再度洗浄 (300g,5
分遠心)し沈渣を 0.5ml に調整してインキュベートしておく。精子数が少ない、または運動率が極端に悪
い症例は原精液に Fertilization Medium を 2ml 加え、300g,10 分遠心し沈渣を 0.5ml に調整後インキュ
ベートしておく。
〈ICSI 手技〉
精子の選別、不動化、インジェクションピペットへの充填は、ICSI 群では PVP (PVP7% solution ; SAGE)、
PICSI 群では SpermSlowTM (SpermSlowTM ;クーパーサージカル・ジャパン社)を使用する。精子選別のレ
イアウトは図 1 のように行う。
① ICSI 群
FALCON1006 ディッシュ(351006 ; FALCON)に 7μℓの Sydney IVF GAMETE BUFFER (Cook)のドロップを必
要数作成し、7μℓの PVP の下端に 3~5μℓの調整後精子を接するように作成する。上からミネラルオイ
ル (Light Mineral Oil ; FUJIFILM)をかけ ICSI に使用する。インジェクションピペットとホールディ
ングピペット (Microtech)をセッティングし、インジェクションピペットの中をミネラルオイル、PVP の
順で充填し精子の選別を行う。精子の選別は、PVP の上端まで泳ぎあがっている精子の中から形態の良好
なものを培養士が目で見て選別を行う。
② PICSI 群
FALCON1006 ディッシュに 7μℓの GAMETE BUFFER のドロップを必要数作成し、5μℓの GAMETE BUFFER の
右隣に 5μℓの SpermSlowTM を接するように作成し、GAMETE BUFFER の左隣に 3~5μℓの調整後精子を接す
るように作成する。上からミネラルオイルをかけ、5 分ほどインキュベートしてから ICSI に使用する。
インジェクションピペットとホールディングピペットをセッティングし、ミネラルオイルを吸い込む。
インジェクションピペット内壁への付着を防ぐため PVP を一度吸い、吐き出すことでコーティングを行
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