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資料2 今後の専門研修制度に向けた検討について (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43410.html |
出典情報 | 医道審議会 医師分科会医師専門研修部会(令和6年度第2回 9/9)《厚生労働省》 |
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シーリングに関する研究の報告 考察・結論
令和6年度第1回 医道審議会
医師分科会 医師専門研修部会
令和6年7月19日
資料3 一部改編
(日本専門医
機構資料)
考察
○ 2020年度~2023年度の4年間に専門研修プログラムに登録した専攻医15,876名の回答が得られた。
○ 制約がない場合、16.4%が専門研修プログラムにおいて、別の都道府県・基本領域を希望したと回答した。
→必ずしもシーリングによる直接的な効果に限ったものではないことに留意する必要はあるが、シーリングは医師偏
在対策として専攻医の都道府県・基本領域の選択行動に一定の効果があったと評価できる。
<地域偏在>
・シーリングのある領域では、シーリングのない領域と比較して、医師多数県での採用者数が抑制されている。
・一方で、医師少数県の採用者数の増加については、地域によってばらつきがあり、特に東北・東海・甲信越地方
の医師少数県においては、シーリングによる効果が十分に発揮されているとは言えない。
<診療科偏在>
・シーリングによる効果の可能性が示唆されたものの、対象となる都道府県や採用上限数等、設定方法により大き
く異なってくると考えられ、本研究で十分に解析することは困難であった。
○ 専攻医は都道府県を変更してでも基本領域を優先する意向が強いことがうかがえる。
結論
○ 現行のシーリングは、医師の地域偏在対策・診療科偏在対策において、専攻医の選択行動に一定の効果があると推
察される。
○ 今後、今回得られた結果も踏まえ、地域枠をはじめとしたその他の医師偏在対策の効果を除いたシーリングによる
効果の解析等を含む、他の視点からの継続的な解析が必要である。
○ そのうえで、専攻医の意向等を踏まえた適切な医師偏在対策を行うことが重要である。
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令和6年度第1回 医道審議会
医師分科会 医師専門研修部会
令和6年7月19日
資料3 一部改編
(日本専門医
機構資料)
考察
○ 2020年度~2023年度の4年間に専門研修プログラムに登録した専攻医15,876名の回答が得られた。
○ 制約がない場合、16.4%が専門研修プログラムにおいて、別の都道府県・基本領域を希望したと回答した。
→必ずしもシーリングによる直接的な効果に限ったものではないことに留意する必要はあるが、シーリングは医師偏
在対策として専攻医の都道府県・基本領域の選択行動に一定の効果があったと評価できる。
<地域偏在>
・シーリングのある領域では、シーリングのない領域と比較して、医師多数県での採用者数が抑制されている。
・一方で、医師少数県の採用者数の増加については、地域によってばらつきがあり、特に東北・東海・甲信越地方
の医師少数県においては、シーリングによる効果が十分に発揮されているとは言えない。
<診療科偏在>
・シーリングによる効果の可能性が示唆されたものの、対象となる都道府県や採用上限数等、設定方法により大き
く異なってくると考えられ、本研究で十分に解析することは困難であった。
○ 専攻医は都道府県を変更してでも基本領域を優先する意向が強いことがうかがえる。
結論
○ 現行のシーリングは、医師の地域偏在対策・診療科偏在対策において、専攻医の選択行動に一定の効果があると推
察される。
○ 今後、今回得られた結果も踏まえ、地域枠をはじめとしたその他の医師偏在対策の効果を除いたシーリングによる
効果の解析等を含む、他の視点からの継続的な解析が必要である。
○ そのうえで、専攻医の意向等を踏まえた適切な医師偏在対策を行うことが重要である。
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