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参考資料6 肝炎医療コーディネーターの養成及び活用について (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44257.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第33回 10/11)《厚生労働省》
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る者に適切に肝炎医療を提供していくためには、いまだ解決すべき課題が多い。これ
らの課題に留意しつつ、肝炎医療コーディネーターの活用を図ることとする。
○ また、都道府県は、拠点病院や管内市町村等と相互に協力して、肝炎医療コーディ
ネーターの活動支援、技能向上(スキルアップ)
、連携の強化などについて主導的な
役割を果たし、活躍の推進に取り組むことが求められる。
○ さらに、都道府県は、拠点病院等と連携して、肝炎医療コーディネーターの育成後
もその活動状況の把握に努めるとともに、肝炎医療コーディネーター間の情報共有や
連携がしやすい環境の整備に努めることが重要である。
2.肝炎医療コーディネーターを配置する目的及び意義
○ 肝炎に関する知識を有する肝炎医療コーディネーターを、医療機関や保健所をはじ
めとして身近な地域や職域に配置することにより、肝炎患者等やその家族等への情報
提供などの支援をきめ細かく行うとともに、肝炎への理解や正しい知識を社会に広げ
る基盤が構築されることが期待される。
○ 肝炎ウイルス検査の受検、肝炎患者等の専門医療機関への受診や受療を促進するた
めには、かかりつけ医や保健師といった専門職や、地域や職域の身近な人たちによる
働きかけが重要だと考えられている。肝炎医療コーディネーターが、その役割を担い、
住民や肝炎患者等などに直接働きかけること及び様々な機関に配置された肝炎医療
コーディネーターが相互に連携して、専門医療機関、行政機関などへ橋渡ししていく
ことにより、
「受検」

「受診」

「受療」と「フォローアップ」が円滑に進み、肝硬変
や肝がんへの移行をさせないことが期待される。
○ 更に、身近な地域や職域で肝炎医療コーディネーターが活動し、肝炎への理解や正
しい知識を社会に広げる基盤が構築されることにより、肝炎患者等への偏見や差別の
解消に繋がることも期待される。偏見や差別により、
「受検」

「受診」

「受療」と「フ
ォローアップ」が妨げられないようにするという視点を持つことも重要である。
3.肝炎医療コーディネーターの基本的な役割及び活動内容等
(1)基本的な役割及び活動内容
○ 肝炎医療コーディネーターには様々な役割が考えられるが、肝炎医療コーディネー
ターの配置場所や職種などに応じて、
「受検」

「受診」

「受療」と「フォローアップ」
の流れの中で、役割分担と連携を行うものであることを考慮して活動内容を考えるこ
とが大切であり、必要と考えられる主な活動内容の例は以下のとおりである。これら
の例を参考にして、各都道府県で、肝炎患者等や医療関係者などの意見を聴いて、具
体的な活動内容の設定をお願いする。配置場所や職種などに応じて異なる名称を付け
ることや研修の内容を変えることをしても差し支えない。
① 拠点病院、専門医療機関その他の医療機関及び検診機関に配置された肝炎医療コ