よむ、つかう、まなぶ。
参考資料2 白井参考人提出資料 (27 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44713.html |
出典情報 | 妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会(第5回 11/13)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
わたしたちは「あのお産、私と赤ちゃんのためだった? リプロダクティブ・ジャスティスを
求めて」というプロジェクト活動をしています。
リプロダクティブ・ジャスティスとは、 “性と生殖についての公平性” です。 公平性には
“誰ひとりとり残さない” という包摂概念が含まれます。誰もが平等で、差別なく、公正なケ
アを受ける権利があります。女性の身体は国や医療の管理下にある以前に、当然のことながら
女性自身が主体であるべきです。 出産する場所を決めるときは、わたしたち自身が主体となっ
て決定し、医療行為を受ける際には事前にその内容を知り、納得しておく権利があります。
わたしたちは、出産医療に関わる十分な情報提供、選択肢、考える時間、自らの決定を遠慮
や気負いなく伝えられる医療者や家族との対話を望んでいます。
わたしたちは、出産の体験やケアに関する当事者へ向けた緊急アンケート調査を行いまし
た。 5月 3| 日時点で、全国各地から 3900 件を超える回答が寄せられました。アンケート内容
と結果はこちらをご参照下さい。 こ
htTps://sanka-+eigen2024.hp. peraichi.com/ 「 回
本アンケート調査に基づき、以下について提言を致します。
| 正常出産費用の保険適用化は「誰ひとりとり残さない支援」を
提言① 妊娠・出産に関わる医療費を実質無償化とする
妊娠・出産医療の自己負担の軽減は妊産婦にとって大きな支援となります。 正常出産を保険
適用化する場合には、自己負担額分を自治体でカバーするなど、実質、無償化となることを望
みます。
提言② 正常出産の定義と保険適用範囲の明確化
これまて出産は「病気ではない」という定義から、自由診療とされてきました。 正常出産が
保険適用にな る場合、「正常出産」の定義はどうなるでしょうか、。 保険適用化されることで、医
学教育の中で「出産は病理である」という基本的認識が広まることを強く懸念しています。
本アンケート調査では出産場所が助産院 16%%、自宅は79%となっており (人口動態集計の統
計では両方合わせて 1%以下)、助産師ケアの高い評価が現れています。 現在、正常出産のみを
扱っている開業助産師は診療報酬請求を行っていません。 保険適用になった場合、開業助産師
はどのように診療報酬申請を行うのでしょうか。またアンケートでは「自然分」の範囲内で
計画出産、誘発分燃、 陣痛促進剤、会陰切開などの医療処置が一定の割合で行われていること
が示されています。正常出産が保険適用になった場合、これらの処置は診療報酬加算とされる
2/
求めて」というプロジェクト活動をしています。
リプロダクティブ・ジャスティスとは、 “性と生殖についての公平性” です。 公平性には
“誰ひとりとり残さない” という包摂概念が含まれます。誰もが平等で、差別なく、公正なケ
アを受ける権利があります。女性の身体は国や医療の管理下にある以前に、当然のことながら
女性自身が主体であるべきです。 出産する場所を決めるときは、わたしたち自身が主体となっ
て決定し、医療行為を受ける際には事前にその内容を知り、納得しておく権利があります。
わたしたちは、出産医療に関わる十分な情報提供、選択肢、考える時間、自らの決定を遠慮
や気負いなく伝えられる医療者や家族との対話を望んでいます。
わたしたちは、出産の体験やケアに関する当事者へ向けた緊急アンケート調査を行いまし
た。 5月 3| 日時点で、全国各地から 3900 件を超える回答が寄せられました。アンケート内容
と結果はこちらをご参照下さい。 こ
htTps://sanka-+eigen2024.hp. peraichi.com/ 「 回
本アンケート調査に基づき、以下について提言を致します。
| 正常出産費用の保険適用化は「誰ひとりとり残さない支援」を
提言① 妊娠・出産に関わる医療費を実質無償化とする
妊娠・出産医療の自己負担の軽減は妊産婦にとって大きな支援となります。 正常出産を保険
適用化する場合には、自己負担額分を自治体でカバーするなど、実質、無償化となることを望
みます。
提言② 正常出産の定義と保険適用範囲の明確化
これまて出産は「病気ではない」という定義から、自由診療とされてきました。 正常出産が
保険適用にな る場合、「正常出産」の定義はどうなるでしょうか、。 保険適用化されることで、医
学教育の中で「出産は病理である」という基本的認識が広まることを強く懸念しています。
本アンケート調査では出産場所が助産院 16%%、自宅は79%となっており (人口動態集計の統
計では両方合わせて 1%以下)、助産師ケアの高い評価が現れています。 現在、正常出産のみを
扱っている開業助産師は診療報酬請求を行っていません。 保険適用になった場合、開業助産師
はどのように診療報酬申請を行うのでしょうか。またアンケートでは「自然分」の範囲内で
計画出産、誘発分燃、 陣痛促進剤、会陰切開などの医療処置が一定の割合で行われていること
が示されています。正常出産が保険適用になった場合、これらの処置は診療報酬加算とされる
2/