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参考資料2 白井参考人提出資料 (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44713.html
出典情報 妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会(第5回 11/13)《厚生労働省》
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のでしょうか。 保険点数が加算されることで、医療介入がより増加する懸念はないか、正常出
産の定義を明確に示してください。

提言③ 保険適用と出産育児一時金の両立および誰ひとりとり残さないための制度

作り

現在、出産育児一時金でカバーされている自宅出産に、選択的な出産育児一時金制度を残す

ことを望みます。また保険に加入していない女性や外国人、家族の保険を利用できない女性な
どが、妊娠・出産・産後のすべての時期で格差なく無料で産科ケアが受けられる配慮を望みま
す。

2 すべての妊産婦と赤ちゃん、家族が主体となり尊重される質の高い
医療と助産ケア

提言④ WHO基準!に沿った産科ケア

すべての女性は尊重され、女性や家族が主体となったケアと質の高い医療サービスを受ける
権利があります。W H 0 は質の高いケアの重要な要素として、妊産婦が尊重されるケアに焦点を
当てることを推奨しています '。 そこには妊産婦の意思決定の尊重、医療機関へのアクセスの配
慮、個人情報ヒとプライバシーの保護、選択する上で必要な情報の提供な ど、専門性の高い臨床
ケアを保証する社会的支援が含まれます。わたしたちは世界に誇る日本の産科・新生児科医療
等の適切な治療の提供を望んでいます。一方て頻和に用いられる医療処置が、W H 0 の推奨に当
てはまらない科学的根拠が不十分な実践である可能性について懸念しています。また産後、母
親と赤ちゃんは一緒に過ごす権利があります。 施設の環境整備や保健システムを含めた、正常
出産における医療ケアの再検討をお願いいたします。

提言⑤ 助産師による継続的なケア

助産師による継続的なケアが女性の心身の安定に効果的であるというエビデンスは、ニュー

ジーランドをはじめ世界的に知られた事実です。女性たちは特定の助産師に継続的な支援を受
けたいと願っています。女性と家族に、産婦本人が選んだ医療者および付き添い者に継続的な
支援を受けられることを伝えてください。

1 https://www.who.int/publications/i/item/WHO-RHR-14.23

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