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資料1-2 文部科学省提出資料(大学病院を取り巻く現状と課題) (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43385.html
出典情報 特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会(第22回 11/27)《厚生労働省》
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大学病院改革プランの概要
➢ 大学病院を取り巻く現状と課題等(医師の長時間労働、教育・研究時間の減少、大学病院の機能低下、増収減益の財務状況、医療提供体制の確保等)がある
中、2024(令和6)年度から医師の時間外・休日労働の上限規制が施行された。
➢ このような現状と課題等を鑑み、各大学病院は、地域医療確保暫定特例水準(B水準、連携B水準)の解消が見込まれる2035(令和17)年度末に向けて、
2029(令和11)年度までの期間(6年間)に取り組む内容を、 「大学病院改革ガイドライン」を参考に4つの視点(運営改革、教育・研究改革、診療改革、財
務・経営改革)に整理して自院の実情に応じた大学病院改革プラン(以下、 「改革プラン」という。)を策定し、当該プランに基づき改革を推進して、持続可能な経営
基盤の確立を図る。
➢ 各大学病院は、策定した改革プランを自院のウェブサイトにて公表。また、社会情勢の変化等に応じて改革プランを適宜改定するとともに、年1回程度自己点検を行って
改革プランを推進する。なお、改革プランの推進にあたっては、大学等本部等と連携するとともに、自治体、医療機関、医師会等の関係者等とも意見交換を行う。
※文部科学省は、各大学病院が改革プラン策定時の参考となるように「大学病院改革ガイドライン」を策定するとともに、改革プランの取組に応じた継続的な財政支援(令和5年度補正予算(最先端医療
設備の整備)、令和6年度当初予算(高度な臨床・研究能力を有する医師養成促進支援))等を行っている。
また、改革プランの進捗状況について、4年目の2027(令和9)年度及び2030(令和12)年度に確認予定。

我が国の医学教育・研究の維持発展

地域ニーズに応じた診療の確保

持続可能な大学病院経営の実現

大学病院改革プランの策定(大学本部と一体となった改革の推進)
※自院の実情に応じた大学病院改革プランを策定

(1)運営改革
【検討項目】
⚫ 自院の役割・機能の再確認※

・医学部の教育研究に必要な附属施設と
しての役割・機能
・専門性の高い高度な医療人を養成する
研修機関としての役割・機能
・医学研究の中核としての役割・機能
・地域医療構想等と整合した医療機関と
しての役割・機能

※改革の基本方針として記載が必須

⚫ 病院長のマネジメント機能の強化
⚫ 大学等本部、医学部等関係部署との
連携体制の強化

(2)教育・研究改革

【検討項目】
⚫ 臨床実習に係る臨床実習協力機関との
役割分担と連携の強化
⚫ 臨床研修や専門研修等に係るプログラム
の充実

⚫ 企業等や他分野との共同研究等の推進
⚫ 教育・研究を支援するための体制整備
・人的・物的支援



⚫ その他教育・研究環境の充実に資する
支援策

⚫ 人材の確保と処遇改善

(3)診療改革

(4)財務・経営改革

【検討項目】
⚫ 都道府県等との連携の強化

【検討項目】
⚫ 収入増に係る取組の推進

⚫ 地域医療機関等との連携の強化

⚫ 施設・設備及び機器等の整備計画の適
正化と費用の抑制

⚫ 自院における医師の労働時間短縮の
推進


⚫ 医師少数地域を含む地域医療機関に
対する医師派遣(常勤医師、副業・兼
業)
⚫ その他診療改革に資する取組等

・自院の役割・機能等に応じた施設・設備・機器等
の整備計画の適正化


⚫ 医薬品費、診療材料費等に係る
支出の削減
⚫ その他財務・経営改革に資する
取組等
⚫ 改革プランの対象期間中の各年度の
収支計画

⚫ その他運営改革に資する取組等
※下線部は、文部科学省及び厚生労働省において財政支援等するもの。

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