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資料1-2 文部科学省提出資料(大学病院を取り巻く現状と課題) (40 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43385.html
出典情報 特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会(第22回 11/27)《厚生労働省》
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今後の医学教育の在り方に関する検討会 中間取りまとめ 概要③
医学部・大学院における教育・研究の充実
○医学部における教育の充実 (診療参加型臨床実習の充実)
医療法の改正(2021年度):
①医学生が臨床実習を行う前に必要な共用試験が公的化(医師国家試験の受験には共用試験の合格が必要)
②共用試験合格の医学生が臨床実習として医業を行えることが明確化
【具体的取組の方向性】
・総合診療やプライマリ・ケアの重要性を踏まえた、地域の病院における実習の一層の推進
・多職種連携の中での医師として求められる資質・能力の育成等を目的とした他の医療関係職種と連携した実習を行うことの検討
・教員の指導実績を適切に評価するため、「臨床実習指導医(仮)」の称号を付与するなどの方策の検討
○大学院博士課程の魅力の向上
医師の博士課程進学者数は横ばいから減少傾向 2013年度:3,267人 → 2022年度:3,117人
要因:①博士課程への進学より専門医資格の取得志向者が多い ②将来のキャリアパスが不透明
【具体的取組の方向性】
・専門研修と両立する博士課程のプログラムの充実(最短5年間で専門医資格と学位の取得を可能とする制度改正を実施)
・研究者となる医師の養成を目的とする「研究医枠」の教育プログラムが充実するような制度改善(キャリアパス支援や留学機会の提供等)
○医学研究力の向上
医学分野の論文の増加率は諸外国に比較して小さい
基礎生命科学分野論文数増加率(2010~2019)米国:115% 中国:363% 日本:102%
臨床医学分野論文数増加率(2010~2019) 米国:135% 中国:413% 日本:130%
【具体的取組の方向性】
・医師が研究に専念し、研究力向上のためのバイアウト制度や研究費からの人件費支出といった制度の普及・促進
・医学分野以外の研究者が、医師とともに分野横断的な研究を推進できる環境の整備
・各大学における研究活性化のための取組の支援(研究エフォートの確保、基金造成等による研究費支援等)
○その他
・医師総数の在り方や地域偏在・診療科偏在の課題への対応については、関係省庁とも連携し、引き続き検討が必要

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