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資料1-2 文部科学省提出資料(大学病院を取り巻く現状と課題) (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43385.html
出典情報 特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会(第22回 11/27)《厚生労働省》
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今後の医学教育の在り方に関する検討会 中間取りまとめ 概要②
大学病院改革
【大学病院改革の方向性】
○医師の働き方改革の推進と大学病院の機能の両立
・大学病院が働き方改革を進めながら、教育・研究・診療に係る機能を維持するためには、自治体や地域の医療機関とも連携し、
大学病院の運営、人員、教育・研究・診療、財務など、その実情に応じた改革が必要
・国は、大学病院に大学本部とも一体となった改革プランの策定を促すとともに、プランの内容に応じた支援を行うことが重要
・また、プラン策定の指針になるように、検討項目を示したガイドラインの策定について検討。その際、大学・大学病院の自主性・自律性を
制限・阻害しないよう十分留意
・高度で専門的な医療の提供や医師派遣等による地域の医療提供体制への貢献など、大学病院の機能を適切に評価し支援すべき

【具体的取組(改革)の方向性】
①運営に関すること (検討すべき取組例)
・地域の医療機関との役割分担・機能分化 ・大学病院以外では担うことが難しい役割・機能の確保(病理部門、法医学との連携等)
・病院長がリーダーシップを発揮できる体制の構築 ・診療科の業務やポストの平準化
・民間企業を含めた診療材料等の共同交渉等による支出削減 ・医療DXの推進等による業務効率化
・ライフイベント等に配慮した支援やキャリア形成のための支援の充実(ワークシェアの推進、保育サービスの提供、女性教員のキャリアアップ支援等)
②人員に関すること (検討すべき取組例)
・大学病院の医師の勤務環境の改善(若手医師の処遇等) ・臨床研究支援人材等の配置促進によるチームとしての研究体制の整備
・医師以外の医療関係職種との連携等による実習指導体制の整備
・看護師等の医療関係職種が専門性を発揮できるようなタスク・シフト/シェアを推進(特定行為研修の一部を看護学生が修得する仕組みも検討)
・感染症まん延時に大学病院から医師・看護師等の派遣義務化に対応した重症患者に対応できる看護師養成プログラムの構築
③教育・研究・診療に関すること (検討すべき取組例)
・大学医学部と連携し、治験等のテーマを取り扱うなどの研究マインドの醸成の取組や創薬・医療機器開発など起業家教育を推進
・大学病院における臨床研究を一層活性化するための、組織としての研究支援 ・老朽化した医療機器の更新(最先端設備の整備)
・医学分野以外の研究者が、医師とともに分野横断的な研究を推進できる環境の整備
・各大学における研究活性化のための取組の支援(研究エフォートの確保、基金造成等による研究費支援等)
持続可能な大学病院経営
・大学病院は、地域の実情に応じて上記のような改革を進め、その機能を発揮できる持続可能な大学病院経営に取り組む必要

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