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薬-3令和7年度薬価改定について➂ (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46353.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第229回 12/4)《厚生労働省》
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2.(3)その他




⚫ 現在の薬価制度は、基本的には、薬価改定を経るごとに実勢価に応じて価格が引き下がる仕組みで
あるが、特に直近では消費税改定も含め7年連続改定されており、それまでの2年に1度行われて
いた薬価改定と比較して2倍のスピードで価格が引き下がっているという意見もある。
⚫ また、薬価に対する医薬品の原薬・原材料・包装材料等の調達コストは、円安・物価高騰等の影響
により引き続き増加しているものの、不採算品再算定によって一定程度対応を行っている。
⚫ そういった中、近年、企業の薬機法違反を契機とした供給量の低下や、感染症等による需要の増加
により、医薬品の出荷停止、出荷調整等により安定供給に支障が生じている品目が多くなっていた
が、供給不安を解消するために供給不安品目の増産や品質管理体制の強化などが行われたことで限
定出荷等となっている医薬品の割合も1/4程度から1/5程度となった。その一方で20円未満の低薬価
の医薬品の多くが限定出荷となっている状況も報告されている。
⚫ また自発的に増産を行っているもののほか、国による増産要請に伴い増産を行った医薬品もある。

⚫ 薬価改定を巡っては、このような安定供給の確保のほか、新薬のイノベーション評価や長期収載品
の薬価改定、流通への影響等も関連する課題としてあげられる。

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