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2024年度 介護報酬改定に関するアンケート調査(後編) (12 ページ)

公開元URL https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r6/
出典情報 2024 年度介護報酬改定に関するアンケート調査(後編)(12/27)《福祉医療機構》
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2024-008

おわりに

が求められる。
加算(Ⅰ)を算定している事業所に実施して

本稿では、2024 年度介護報酬改定に関するア

いる取組みを確認したところ、
「地域資源を効果

ンケート調査の後編として、訪問介護、老健、通

的に活用し、利用者の状態に応じた支援」が

所リハ、介護医療院、GH および小多機の回答結

78.4%を占めた
(図表 23)。
続いて
「事例検討会、

果をみてきた。

研修会等を実施」が 46.6%となっている。割合

実施しているサービス、経営主体、開設地域

には差があるものの、もっとも少ない「地域に

など、それぞれが置かれた状況は異なるが、同

おける世代間の交流の場の拠点」でも 2 割近く

じ介護保険制度の報酬体系のもと、今後 3 年間

の回答を得ており、それぞれ特性に応じて取り

の運営を行っていくことは共通している。
社会保障審議会介護給付費分科会においては、

組んでいる状況であることがうかがわれる。

「令和 6 年度介護報酬改定の効果検証及び調査

(図表 23)事業所の特性に応じて実施して
いる取組み

研究に係る調査」の進め方の議論が開始される
など、次回改定に向けた動きはすでに始まって

(n=88)複数回答
地域資源を効果的に活用し、
地域資源を効果的に活用し、
利用者の状態に応じた支援
利用者の状態に応じた支援

78.4%

事例検討会、研修会等を実施
事例検討会、研修会等を実施
市町村が実施する通いの場
市町村が実施する通いの場等
等に参加
に参加
地域における世代間の交流の
地域における世代間の交流の
場の拠点 場の拠点

いる。経営者の皆様が今から次回改定の準備を
するのは、さすがに気が早いであろうが、制度・
政策の動向に常にアンテナを張って、迅速な対

46.6%

応がとれるような心構えを持っておく必要はあ
26.1%

るだろう。
最後になるが、業務多忙のなか、本アンケー

18.2%

トにご協力いただいた皆様に心より感謝申し上
これだけ算定率の高い加算であれば、しっか

げる。本稿が皆様の事業運営にあたり、少しで

りと取りこぼすことなく、算定することが重要

もお役に立てば幸いである。なお、本アンケー

となる。また、こうした地域との結び付きを深

ト結果の詳細については、本稿と併せて資料編8

める取組みは、事業所の認知度を向上させ、ひ

を公表しているので、ご覧いただきたい。

いては利用者の増加につながる可能性もあるだ
ろう。現時点で算定していない事業所におかれ
ては、積極的に算定を検討してもらいたい。

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独立行政法人福祉医療機構

経営サポートセンター

リサーチグループ

TEL:03-3438-9932

8 福祉医療機構「2024 年度介護報酬改定に関するアンケート調査結果」

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