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別添4 「熱中症対策行動計画」本文 (25 ページ)

公開元URL https://www.env.go.jp/press/110903.html
出典情報 熱中症対策推進会議(4/13)《環境省》
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守り・声がけがしやすい地域づくりを推進する。
ウ.地域における取組の先行優良事例の普及拡大
○地域の総合的な熱中症対策の推進を後押し、それらの先行優良事例の知見やノウ
ハウの蓄積・共有などの支援を行い、ロールモデルを形成する。
○各々の地域の実情や社会の仕組みに対応した、創意工夫に富んだ多様な熱中症対
策を後押しするために、熱中症予防対策ガイダンスを取りまとめ、広く提供する。
○「熱中症対策シンポジウム」等の研修会、講習会を地方公共団体等に向けて実施
する。
エ.救急業務・医療現場における熱中症対策の支援
○熱中症傷病者に対する適切な対応が行われるよう、各地の消防本部に対して助言
等を行う。
○熱中症診療ガイドラインについて厚生労働省ホームページを通じて周知する。
オ.地域の民間建築物の敷地や公共施設等の緑化、日よけ等の整備の推進
○民間建築物の敷地や公共施設等の緑化、公共施設等における日よけ等の整備を推
進する。
○人が感じる暑さについての科学的な情報や緑化技術やミストの設置等の効果的
な暑さ対策の実施方法等を紹介する「まちなかの暑さ対策ガイドライン」の周知
を通じ、地方公共団体等によるまちなかの暑さ対策の取組を促進する。

(2)産業界との連携強化
<課題>
「第1.熱中症の現状及び評価」のとおり、熱中症による死亡者の多くは、エアコ
ンが適切に使用されていないことが大きな要因と考えられる。その背景として、エア
コンが設置されていない場合やエアコンの使用方法やクールビズの温度設定に関す
る理解が十分浸透していないことなどがある。また、エアコンだけでなく、暑さ指数
(WBGT)計をはじめとした、様々な熱中症予防に関する機器や飲料類等が開発されて
おり、それらの活用により熱中症対策をさらに推進していくことが可能である。この
ため、政府は、産業界との対話を深め、商品開発や普及啓発について協力を求めてい
くなど、産業界との連携を強化していく必要がある。
<対応方針>
熱中症に関連した様々な商品やサービスの開発について、民間企業の技術開発や
事業展開の後押しを通じた市場の拡充が、熱中症対策の一層の推進につながるよう、
産業界との連携を強化する。また、熱中症予防に関する機器や商品等の普及を促進す
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