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資料6地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会の議論の状況について<概要> (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00054.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第128回  4/25)《厚生労働省》
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Ⅲ.第8次医療計画の策定に向けて
【現状・課題】
○ 令和6年度からの第8次医療計画の基本的な考え方、指標例等、精神病床における基準病床数の算定式について、整理が必要となる。

【検討の方向性】
○ 精神障害の特性として、疾病と障害とが併存しており、その時々の病状が障害の程度に大きく影響する。そのため、医療、障害福祉、介護
その他のサービスを切れ目なく受けられる体制を整備する必要がある。
・ 精神医療の提供体制の充実には、精神保健に関する「本人の困りごと等」への支援を行う平時の対応を充実する観点と、精神科救急医療
体制整備をはじめとする精神症状の急性増悪や精神疾患の急性発症等による緊急時の対応を充実する観点が必要である。
○ 第8次医療計画における指標例については、現在、厚生労働科学研究において検討が進められているが、上記の基本的な考え方を踏ま
え、検討に当たっては、以下の点を踏まえることが必要である。
・ 患者の病状に応じ、医療、障害福祉、介護その他のサービスを切れ目なく受けられる体制を整備する観点から、「普及啓発、相談支援」
「地域における支援、危機介入」「診療機能」「拠点機能」の段階ごとに、ストラクチャー、プロセス、アウトカムの各指標例を、第7次医療計
画における指標例を含めて定めるべきである。
・ 患者の権利擁護等について、障害者権利条約や本検討会での具体の方策を踏まえた指標を検討するべきである。 等
○ 昨年12月の障害者部会「障害者総合支援法改正法施行後3年の見直しについて」中間整理(同年12月)では、「精神障害の有無や程度に
関わらず、誰もが、制度の狭間に残されることなく、安心して自分らしく暮らすことができるよう、高次脳機能障害や発達障害を含め、多様な
障害特性に配慮しながら、『精神障害にも対応した地域包括ケアシステム』の構築に向けた検討を進めるべきである」とされている。
このため、第8次医療計画では、各疾患等ごとに、その特性を踏まえた医療提供体制の基本的な考え方を示すべきである。
○ 第8次医療計画における精神病床における基準病床数の算定式については、現在、厚生労働科学研究において検討が進められているが、
検討に当たっては、以下の点を踏まえることが必要である。
・ 近年、精神病床における入院患者数は減少傾向にあることを勘案したものとするべきである。
・ その際には、政策効果(例:精神科医療の進展、地域における基盤整備の進展)、政策効果以外(例:患者の年齢構成の変化、疾病構造
の変化)の両者の影響を勘案できるものとするべきである。
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