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資料6地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会の議論の状況について<概要> (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00054.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第128回  4/25)《厚生労働省》
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Ⅴ-2・3.医療保護入院の同意者について
【現状・課題】
○ 家族等同意の現行制度は、入院者本人の身近に寄り添う家族が、医師からの十分な説明を受けた上で同意することを目的に導入されたが、同
意したことで家族の精神的負担や本人との関係性の悪化につながるため、廃止してほしい、また、市村長同意については、医療機関の判断を

追認する形で手続が行われているのではないか、との意見がある。
○ また、本人と家族が疎遠な場合等は、家族に対して本人の利益を勘案できる者の視点で判断する機能を期待することは困難な場合がある。

【検討の方向性】
(医療保護入院の同意者について)
○ 家族等同意及び市町村長同意については、現行の仕組みを維持することになるものと考えられるが、家族等の負担、市町村長同意について
の医療機関の判断の追認に係る意見については適切な対応を検討すべきである 。
(本人と家族が疎遠な場合等の同意者について)
○ 長期間の音信不通等により、家族が同意・不同意の意思表示を拒否する等、当該家族の意向を確認することができない場合 は、市町村長

が同意の可否を判断できるようにすることについて、検討すべきである。
○ また、例えば、患者本人と家族等との間で DV、虐待等が疑われるケースの場合は、家族に代わり、市町村長が同意の可否を判断 できるよう
にすることについて、実務的な課題の整理を行いながら、検討することが適当である。

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