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○在宅(その3)について-2 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00115.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第493回  10/27)《厚生労働省》
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医政局看護課提供資料

特定行為研修修了者の活動による効果
(研究方法)
デザイン:カルテによる後ろ向き調査
調査項目:特定行為(壊死組織除去)を行った件数・人数、平均年齢、在院日数、褥瘡治癒日数、DESIGN-R
調査期間:特定行為研修修了者配置前 2011年度
特定行為研修修了者配置後 2017年度
調査施設:約500床の急性期病院
修了者の配置:看護部に所属し科を横断して活動。施設や在宅への訪問も行う。
(創傷管理関連など4区分修了の皮膚排泄ケア認定看護師)
創傷の壊死組織の除去、創傷に対する陰圧閉鎖療法などを実施

(研究結果)
特定行為研修修了者の配置前に比べ、配置後に初回介入時と治癒時のDESIGN-Rの点数の差が上昇し、
褥瘡の治癒日数は短縮する傾向にあった。平均在院日数においては有意差は無かった。
配置前
(褥瘡件数 N = 60)

配置後
(褥瘡件数 N = 38)

初回介入時と治
癒時のDESIGNRの点数の差*

11.2

19.3

褥瘡の治癒日数*

36.8日

34.2日

44.6日
(SD: 56.4)

40.4日
(SD: 45.2)

平均在院日数

(考察)
在院日数に関しては、褥瘡を保有していても特定行為研
修修了者が在宅・高齢者施設までカバーできるので、早
めに退院できるようになってきていることが影響している
可能性がある。重症褥瘡の治癒期間、転帰に関しては、
在宅・高齢者施設までフォローできるようになった事で、治
癒まで追えるようになってきている。
(修了者へのヒアリングより)

*D3以上の褥瘡のうち治癒した褥瘡(配置前 N = 19; 配置後 N = 4)

表22. 第1-3行より引用
(出典) 厚生労働科学研究費補助金 地域医療基盤開発推進研究事業
特定行為研修の修了者の活用に際しての方策に関する研究(研究代表者:真田弘美) 令和元年度 年度末報告書をもとに一部改変

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