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参考資料2 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第2回)議事録 (18 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/117/siryo/mext_00002.html
出典情報 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第3回 5/30)《文部科学省》
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Dについて御意見を伺えればと思います。いかがでしょうか。
Cのところでもそうだったのですけども,小項目で,このDもある項目だけが非常にたくさ
ん小項目が並んでいます。Cも人の体の部分,ここで突出して小項目が並んでいます。こう
いうふうにどうしてなったのかという辺りに関して,皆さん,あまりこれでよろしいでしょ
うかと。何か多過ぎるのではないかというコメントは特にはないのでよろしいでしょうか。
いかがでしょう。
Dでこんなに項目がある理由というのは,例えばこれ,小佐野先生は,Dの項目の中でここ
だけが多いのですけども,何か説明はうまくできますか。
【小佐野委員】

現行のEのところを見ていただいても分かるように,疾患だけ羅列して,

病態なのか薬理なのか薬物使用なのかという区別が混沌としたままで5つに分かれていた
という,あれが体系的だったとは決して思えないのですね。ですが,薬を学ぶときに,病気
と薬はつながっているというのは,もうこれは本のタイトルにもなっているようですから,
それを病気だけ,薬だけ分けて考えて授業を行うというのは,つながりという意味ではおか
しいと思います。
ただもう一方で,一般論で薬や病気を習うときに,それを患者さん個人個人に適用した場
合には,一般論では正しいものも,患者さんの状況や併用薬や症状によって使えないものが
ある。そう考えると,その後者をFに持っていって,そして,言ってみれば僕らが,学生が
頭の引き出しの中に病態と薬理がつながっている。さらに,薬とはどんなものかというのが
分かっている。さらに患者さんに接するときの医薬品情報や剤型や薬剤が頭の引き出しに
入っていると,そんなイメージで考えたときに,非常に学問体系がすっきりしている薬剤系
は,内容の割には項目が少ないのですが,病気のところは,これはよく私たちの大学でも言
われるのは,何で同じことを繰り返すんだと言うけど,繰返しではなくて,その器官や臓器
や状況によって治療が異なってくるというところが一つずつ学んでいかなきゃいけないの
かと。
そんな意味で,Cの解剖のところをあまり徹底的に解剖だけやっても,それが薬や病気に
つながらなければ,診断を主としない薬剤師にとってはつらいと思うので,そこをつなげて,
CからD,そして薬と病気と解剖,生理がつながる,そしてその引き出しを持って目の前の患
者さんに対して,そこから必要なものを使っていくという,そんな流れを意識したので,こ
れでも随分スムーズに,スマートにしたつもりです。
ただ,ほかがもっとスマートになったので,突出しているようですが,その辺は御理解い

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