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令和3年度脳とこころの研究推進プログラム「戦略的国際脳科学研究推進プログラム」中間評価結果報告書 (5 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2022/06/3040607.html
出典情報 ライフサイエンス委員会 脳科学作業部会(第3回 6/7)《文部科学省》
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脳とこころの研究推推進プログラム事業(戦略的国際脳科学研究推進プログラ
ム)中間評価結果
代表課題名:

国際連携による成人期の気分障害と関連疾患の 縦断的
MRI 研究

代表機関 代表研究者: 広島大学 岡本 泰昌
研究期間:

平成 30 年 6 月 28 日~令和 6 年 3 月 31 日

1. 総合評価
優れている。
2. 評価コメント
縦断的 MRI 脳画像データ取得が、コロナ禍にも関わらず順調に進んでおり、気分障害(うつ
病、双極性障害)、統合失調症、不安障害(不安症、強迫症)、健常対照、また、中間
段階にある閾値下うつ・不安を対象として、MRI 脳画像及び付随する臨床データ等(臨床情
報、ゲノム、生体試料等)を取得している。加えて、ENIGMA、HCP との国際連携にも積極的
に貢献している。うつ病のサブタイプを同定するバイオマーカーを確立し、AI 技術などを応用して
診断治療法に活用している点が高く評価できる。ニューロフィードバックによる介入は大きな挑戦
である。
複数の施設のデータが現時点では独自に解析されているが、今後は新しい解析法を含め統
一したデータ解析が望まれる。また、うつ病の回路基盤など新規性を明確にすることが望ましい。