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令和3年度脳とこころの研究推進プログラム「戦略的国際脳科学研究推進プログラム」中間評価結果報告書 (9 ページ)
出典
公開元URL | https://www.lifescience.mext.go.jp/2022/06/3040607.html |
出典情報 | ライフサイエンス委員会 脳科学作業部会(第3回 6/7)《文部科学省》 |
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脳とこころの研究推推進プログラム事業(戦略的国際脳科学研究推進プログラ
ム)中間評価結果
代表課題名:
人工知能を用いたてんかん治療の最適化に関する研究開発
代表機関 代表研究者: 大阪大学 貴島 晴彦
研究期間:
令和元年 9 月 25 日~令和 6 年 3 月 31 日
1. 総合評価
優れている。
2. 評価コメント
てんかん患者の臨床データ、脳波データを結びつける症例リクルートにおいて、新規コホートの
構築による前方視研究で約60%、既存データの整理による後方視研究で当初予定の3倍
以上の実績をあげている。頭蓋内脳波から発作を検知する深層学習モデルを作成し、指標を
設けることで予測精度の向上や治療指針に結びつけるなど順調に成果を上げつつある。特に、て
んかん患者の脳波で、データ駆動型の新たなバイオマーカーである d-EI を同定した点は高く評
価できる。
一方、前方視研究については、COVID-19 の影響もあり、データ収集や有効性予測は、既
存データでの代替など、工夫が必要である。また、開発した診断技術を、治療法の最適化や治
療有効性の予測にどのようにつなぎ、その検証をどうするのか、今後の課題である。
ム)中間評価結果
代表課題名:
人工知能を用いたてんかん治療の最適化に関する研究開発
代表機関 代表研究者: 大阪大学 貴島 晴彦
研究期間:
令和元年 9 月 25 日~令和 6 年 3 月 31 日
1. 総合評価
優れている。
2. 評価コメント
てんかん患者の臨床データ、脳波データを結びつける症例リクルートにおいて、新規コホートの
構築による前方視研究で約60%、既存データの整理による後方視研究で当初予定の3倍
以上の実績をあげている。頭蓋内脳波から発作を検知する深層学習モデルを作成し、指標を
設けることで予測精度の向上や治療指針に結びつけるなど順調に成果を上げつつある。特に、て
んかん患者の脳波で、データ駆動型の新たなバイオマーカーである d-EI を同定した点は高く評
価できる。
一方、前方視研究については、COVID-19 の影響もあり、データ収集や有効性予測は、既
存データでの代替など、工夫が必要である。また、開発した診断技術を、治療法の最適化や治
療有効性の予測にどのようにつなぎ、その検証をどうするのか、今後の課題である。