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介護福祉士国家試験の今後の在り方について(報告書) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10377.html
出典情報 介護福祉士国家試験の在り方に関する検討会」の報告書を公表します(3/27)《厚生労働省》
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6.おわりに


本検討会では、令和4年度の第 35 回介護福祉士国家試験から、介護福祉
士養成課程の新たな教育内容に対応し、引き続き、介護福祉士として必要と
される知識及び技能を網羅的に備えているか否かを評価することができる
よう検討を行った。また、介護福祉士国家試験の実施状況に関しても検証を
行い、現行の実施方法は、基本的には継続すべきであるとの結論に至るとと
もに、より充実すべき点や、見直しが必要な点について整理し、検討会の提
言として取りまとめた。



なお、今回の教育内容の見直しは、各領域における教育の充実を図るもの
であり、大幅な枠組みを変更したものではなかったことから、本検討会の検
討においても、その点に留意し、現行の介護福祉士国家試験の仕組みを大幅
に見直す提言は行っていない。



世界に先駆け、介護分野の国家資格として創設され、日本の介護福祉制度
の発展を支えてきた介護福祉士の重要性を再認識し、今後も、介護福祉士国
家試験が適正に運用されるよう、本検討会の提言を真摯に受けとめ、必要な
見直しが行われることを期待したい。また、介護福祉士が社会の期待に応え
信頼される資格であるためには、試験の在り方を定期的に検討し、試験制度
の不断の見直しを行う必要性があることに留意願いたい。

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