よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


介護福祉士国家試験の今後の在り方について(報告書) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10377.html
出典情報 介護福祉士国家試験の在り方に関する検討会」の報告書を公表します(3/27)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

でなく、設問で与えられた情報を理解・解釈してその結果に基づいて解
答する問題(タクソノミーⅡ型)や、理解している知識を応用して具体的
な問題解決を求める問題(タクソノミーⅢ型)を出題すること


一問一答形式の問題に簡潔な状況設定を付し、状況の判断能力を問う
短文事例問題を出題すること



一つの事例に基づいて、4領域にまたがる知識を用いて、総合的・多
面的な理解力や判断力を問う総合問題を出題すること



これらの出題形式に関しては、介護福祉士として必要とされる基本的な知
識及び技能が網羅的に備わっていることを国家試験において確認するため
に有効であることから、今後も継続することが適当である。



なお、短文事例問題及び総合問題については、介護過程の展開を踏まえ、
介護現場で必要となる理解力や判断力を問う出題や、求められる介護福祉士
像を想起させるような出題となるよう、一層の充実を図り、試験全体で介護
福祉士としての適性を判断する必要がある。



また、平成 20 年度に行われた国家試験に関する検討会(※5)の提言を受
けて導入された既出問題の活用等の取組(プール制)については、良質な問
題を評価して出題することは試験問題作成の業務負担軽減や質の担保の観
点からも重要との意見があったことから、今後も継続すべきである。



以上の検討を踏まえ、出題形式について、以下のとおり提言する。
[提言]
○ 現行の出題形式については、今後も継続し、より一層の充実を図る
こと。
○ 試験問題のプール制については、今後も継続することが望ましい。
○ 限られた出題数の中で効果的に出題するため、以下の点については、
特に留意すること。
〔再掲〕
① 各領域において、単に制度や知識を問うだけでなく、設問で与
えられた情報の理解・解釈や、応用によって解答を求める出題の
充実を図ること

(※5)

社会福祉士及び介護福祉士国家試験の在り方に関する検討会(平成 20 年7月~12 月)

4