よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


介護福祉士国家試験の今後の在り方について(報告書) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10377.html
出典情報 介護福祉士国家試験の在り方に関する検討会」の報告書を公表します(3/27)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

② 短文事例問題及び総合問題については、介護過程の展開を踏ま
え、介護現場で必要となる理解力や判断力を問う出題や、求めら
れる介護福祉士像を想起させるような出題となるよう、一層の充
実を図ること

【試験科目別出題基準について】


試験科目別出題基準については、現在、厚生労働省が発出した指針で示し
た各領域の教育内容や教育に含むべき事項をもとに、試験センターにおいて、
試験科目ごとに大項目・中項目・小項目(※6)を、試験実施年度の6月に公
表している。



今回の教育内容の見直しにおいては、各領域の目的やねらい、教育に含む
べき事項が見直されるとともに、教育に含むべき事項の主旨を明確にするた
めの留意点が追加されている。



また、平成 30 年度に実施された「介護福祉士の教育内容の見直しを踏ま
えた教授方法等に関する調査研究事業(※7)」において、想定される教育内
容の例を整理しており、新たな試験科目別出題基準の中項目・小項目を検討
する際の参考となる。



試験科目別出題基準は、直近の制度改正等を踏まえた見直しを行い、国家
試験が実施される年度に公表すべきものであるが、令和4年度に実施する第
35 回国家試験以降に受験することを希望する実務経験ルートの受験者が、計
画的に学習できるよう、今回の教育内容の見直しを踏まえ、試験科目別出題
基準がどのように見直される予定なのか、可能な限り、早急に示す必要があ
る。



以上の検討を踏まえ、試験科目別出題基準について、以下のとおり提言す
る。

(※6) 大項目は、中項目を束ねる見出しであり、試験科目全体の範囲を示す事項(厚生労働省指針の「教育
に含むべき事項」に相当)

中項目は、試験の出題内容となる事項。
小項目は、中項目に関する事項をわかり易くするために例示した事項。
(※7) 公益社団法人日本介護福祉士養成施設協会が、平成 30 年度生活困窮者就労準備支援事業費等補助金
社会福祉推進事業として実施した事業。
〔報告書(厚生労働省ホームページ)〕 https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000525760.pdf

5