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介護福祉士国家試験の今後の在り方について(報告書) (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10377.html
出典情報 介護福祉士国家試験の在り方に関する検討会」の報告書を公表します(3/27)《厚生労働省》
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また、筆記試験については、試験科目 11 科目群すべてにおいて得点があ
ることも基準となっている。



受験者全体の合格率は、現行の教育内容に対応する出題とした平成 23 年
度の第 24 回国家試験以降は約6割、実務経験ルートの受験者に実務者研修
の修了を義務づけた平成 28 年度の第 29 回国家試験以降は約7割となってい
る。



受験資格ごとの合格率を比較すると、養成施設ルートの受験者は約8割
(日本人受験者約9割、外国人受験者約3割)、福祉系高校ルートの受験者
は約8割、実務経験ルートの受験者は約7割となっている。



合格率の現状を踏まえると、現行の合格基準は適正であり、今後も維持す
ることが適当であると考えられる。一方で、養成施設ルートや福祉系高校ル
ートの受験者の合格率については、養成施設や学校ごとに差があると考えら
れることから、社会福祉士国家試験や精神保健福祉士国家試験等と同じよう
に、養成施設・学校別の受験者数・合格者数・合格率等を公表することで、
より質の高い教育が期待できる。



また、介護福祉士養成施設(養成施設ルート)に入学する留学生が増加し
ている状況であるが、日本人受験者と外国人受験者の合格率に大きな差があ
ることから、留学生受験者の受験者数・合格者数・合格率等を公表すること
で適正な評価が可能となり、養成施設において留学生に対する適切な教育体
制の構築が促進されることが期待できる。



以上の検討を踏まえ、合格基準について、以下のとおり提言する。
[提言]
○ 現行の合格基準は、今後も維持することが望ましい。
○ 社会福祉士国家試験等と同様に、養成施設・学校別の受験者数・
合格者数・合格率等を公表するとともに、養成施設ルートの日本人受
験者と留学生受験者の合格率等を把握できるようにすることが望まし
い。

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