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令和3年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について (13 ページ)

公開元URL https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R03_cyber_jousei.pdf
出典情報 令和3年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について(4/7)《警察庁》
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さらに、一般社団法人日本クレジット協会によれば、令和3年1月から
9月までの間における番号盗用型のクレジットカード不正利用被害額は約
223億9,000万円と、既に令和2年中の不正利用被害額を超えている*7 。
【図表14:クレジットカード不正利用(番号盗用)被害額】
一般社団法人日本クレジット協会 クレジットカード不正利用被害額の発生状況

億円

(https://www.j-credit.or.jp/information/statistics/download/toukei_03_g.pdf)より作成

250

222.9

223.9

223.6

200
176.7

187.6

150

156.5

100

50

0
2017年
(平成29年)

2018年
(平成30年)

2019年
(令和元年)

2020年
(令和2年)

2020年1月~9月
(令和2年)

2021年1月~9月
(令和3年)

JC3では、クレジットカード不正利用が増加した要因の一つとして、
クレジットカード情報を窃取するフィッシングサイトの存在を指摘してお
り、犯罪者らが、官民連携により対策が強化された金融機関から、eコマ
ースやクレジットカード事業者にフィッシングの標的を移していることが
うかがわれる。
ウ 警察の取組
○ 不正送金組織の検挙等
・ 不正送金組織の検挙
令和元年9月から令和2年2月にかけて連続発生した大手金融機関を
対象とした不正送金事犯で、令和3年中に犯行指示役、送金先口座名義
人、送金先口座からの現金引き出し役など、指定暴力団構成員等を含む
男女29名を検挙した。
・ 金融機関との連携強化
被害の未然防止に向けて、金融機関とサイバー犯罪防犯情報連絡会議
を開催し、犯行手口を踏まえた情報共有を実施するなど連携強化を図っ
た。
*7

一般社団法人日本クレジット協会ウェブサイト「2021年12月 クレジットカード不正利用

被害の発生状況」
(https://www.j-credit.or.jp/information/statistics/download/toukei_03_g.pdf)

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