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令和3年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について (25 ページ)

公開元URL https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R03_cyber_jousei.pdf
出典情報 令和3年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について(4/7)《警察庁》
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(3)

サイバー犯罪の現況
ア サイバー犯罪の検挙件数
令和3年中における検挙件数は12,209件と、前年と比べて増加した。
【図表24:サイバー犯罪の検挙件数の推移】
( 件)

14,000

12,209

12,000
10,000

9,014

9,040

H29

H30

9,519

9,875

8,000
6,000
4,000
2,000
0
R1

R2

R3

イ 不正アクセス禁止法*14 違反
(ア) 検挙件数
令和3年中における不正アクセス禁止法違反の検挙件数は429件と、前
年と比べて減少した。
(イ) 特徴
検挙件数のうち、398件が識別符号窃用型*15 で全体の92.8%を占めて
いる。
○ 「利用権者のパスワードの設定・管理の甘さにつけ込んで入手」が最多
識別符号窃用型の不正アクセス行為に係る手口では、「利用権者のパ
スワードの設定・管理の甘さにつけ込んで入手」が153件と最も多く、
全体の38.4%を占めており、次いで「フィッシングサイトにより入手」
が70件で全体の17.6%を占めている。

*14

不正アクセス行為の禁止等に関する法律(「 不正アクセス行為・他人の識別符号を不正

に取得する行為・不正アクセス行為を助長する行為・他人の識別符号を不正に保管する行
為・識別符号の入力を不正に要求する行為」の5つの違反行為が定められている。)
*15

不正アクセス行為は、他人の識別符号を無断で入力する「識別符号窃用型」と、アクセ

ス制御機能による特定利用の制限を免れる情報(識別符号を除く)又は指令を入力する
「セキュリティ・ホール攻撃型」に分類することができる。

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