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令和3年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について (7 ページ)

公開元URL https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R03_cyber_jousei.pdf
出典情報 令和3年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について(4/7)《警察庁》
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企業・団体等におけるランサムウェア被害の実態
企業・団体等におけるランサムウェア被害の実態を把握するため、被害
件数(146件)のランサムウェア被害に関し、被害企業・団体等にアンケー
ト調査を実施したところ、集計期限までに123件の回答が得られたことから、
その回答結果について分析を行った。
(ア) 復旧等に要した期間・費用
復旧に要した期間について質問したところ、108件の有効な回答があり、
このうち、1週間以内に復旧したものが32件と最も多かったが、復旧に
2か月以上要したものもあった。
また、ランサムウェア被害に関連して要した調査・復旧費用の総額に
ついて質問したところ、97件の有効な回答があり、このうち、1,000万円
以上の費用を要したものが42件で43%を占めている。
【図表5:復旧に要した期間】

【図表6:調査・復旧費用の総額】

(イ)

感染経路
ランサムウェアの感染経路について質問したところ、76件の有効な回
答があり、このうち、VPN機器からの侵入が41件で54%、リモートデ
スクトップからの侵入が15件で20%を占めており、テレワークにも利用
される機器等のぜい弱性や強度の弱い認証情報等を利用して侵入したと
考えられるものが大半を占めている。

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