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参考資料 その他の課題について(参考資料) (72 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28065.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第98回 9/26)《厚生労働省》
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ケアマネジメントのあり方の見直し

財政制度等審議会 財政制度分科会
令和3年4月15日

資料(抜粋)

○ 制度創設時、ケアプラン作成は「高齢者の自立を支援し、適切なサービスを確保するため、…そのニーズを適切に把握したうえで、ケア
プランを作成し、実際のサービス利用につなぐもの」とされた(「高齢者介護保険制度の創設について」(1996))。また、介護保険サービスの利用
にあたっては一定の利用者負担を求めているが、居宅介護支援(ケアマネジメント)については、要介護者等が積極的にサービスを利用で
きるようにする観点から、利用者負担をとらないこととされた。
しかしながら、介護保険制度創設から約20年が経ち、サービス利用が定着し、他のサービスでは利用者負担があることも踏まえれば、利
用者負担を導入することが自然。
○ また、ケアマネ(居宅介護支援)事業所の約9割が他の介護サービス事業所に併設しており、「法人・上司からの圧力により、自法人の
サービス利用を求められた」という経験を見聞きしたケアマネジャーが約4割いるなど、サービス提供に公正中立性の問題が存在。更に、
ケアマネジャーは、インフォーマルサービスだけでなく、介護保険サービスをケアプランに入れなければ報酬を受け取れないため、「介護
報酬算定のため、必要のない福祉用具貸与等によりプランを作成した」ケアマネジャーが一定数いることが確認されている。
利用者負担を導入し、利用者が自己負担を通じてケアプランに関心を持つ仕組みとすることにより、ケアマネジャーのサービスのチェッ
クと質の向上にも資する。
○ また、福祉用具の貸与のみを行うケースについては報酬の引下げを行う等、サービスの内容に応じた報酬体系とすることも必要。
◆ケアマネジャーに聞いた「過去1年間に以下のような経験をして
いるケアマネジャーについて見たり聞いたりしたことがあるか」
法人・上司からの圧力により、自
法人のサービス利用を求められた

本来であればフォーマルサービスは
不要と考えていたが、介護報酬算定
のため、必要のない福祉用具貸与等
によりプランを作成した

よくある, 12.1%

よくある, 3.3%

約4割

わからない, 14.5%

わからない,
20.6%

ときどきある,
12.4%

ときどきある,
28.1%

全くない, 24.6%

あまりない, 22.7%
あまりない,
20.7%

全くない,
41.0%

(出所)「ケアマネジメントの公正中立性を確保するための取組や質に関する指標のあり方に関する調査研究報告書」

(例)歩行補助つえを3年間使用する場合(1割負担の者)
販売価格:約1万円 レンタル価格:約1,500円/月

購入する場合

自己負担 : 約10,000円
自己負担:約5,400円
(約150円×36月)

福祉用具貸与

約15%

貸与に係る給付費:約48,600円
(約1,350円×36月)
ケアプラン作成等のケアマネジメントに
係る給付費:
約360,000円(約10,000円×36月)

総 額 : 約414,000円
購入する場合と比べて約40万円以上の費用を要している
※令和2年度予算執行調査によれば、福祉用具貸与のみの
ケアプラ ンの割合は6.1%

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