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【参考資料4-3】ヒアリング団体意見(医療体制の整備) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28143.html
出典情報 循環器病対策推進協議会(第9回 9/28)《厚生労働省》
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第9回循環器病対策推進協議会 各団体意見(全体版)

③感染拡大時でも機能を維持できる医療体制の整備について
【日本心臓ペースメーカー友の会】
・新型コロナウイルス感染症が報じられるや、本会本部、支部事務局に問合せが殺到。殆どが「診察
や検査予約を入れているが病院へ行って大丈夫か?」というものだが、自ら「診察予約キャンセル」
「検査予約を延期」したとの報告も予想以上に多かった。
・通院の判断は患者側に任され、殆どは医療機関が設定した(検温、手指消毒、マスク着用等々)条
件を満たせば受診は可能なのだが、通院に限らず「外出できない」状況に陥る実態も浮かび上がる。
定期検診のみならず、予約済みの電池交換手術の延期を医療機関から通告される例も散見し、病院と
の関わりに患者の不安は消えない。
・感染拡大時でも機能を維持できる医療体制とは、新規感染者と同時に、現患者対応にこそ丁寧な対
策が求められる。患者判断による「受診控え」の実態と影響を把握し、今後の体制整備に生かされた
い。
【日本製薬工業協会 研究開発委員会】
・研究開発の観点からは、ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点形成事業
(SCARDA)が展開され、平時から同研究拠点を中心として出口を見据えた関連研究の強化並びに推
進体制が始まったところと理解しています。医療体制自体もSCARDAと連携し臨床試験等も効率よく
実施できる体制となることを期待いたします。
・②でも触れましたが、電子カルテデータの標準化や医療機関間のデータ連携等の医療DXの推進は、
感染拡大下での循環器領域の診療(救急医療含む)に資するものであり、それらとの連携を推進すべ
きと考えます。
【公益社団法人 日本薬剤師会】
感染拡大時においても必要な医療が継続できる体制が必要であり、平時からの取組が重要。
医療の提供には医薬品を伴うものが多いため、地域の薬局・薬剤師の役割が重要。感染拡大時には医
療機関への受診を控えることも考えられるため、在宅医療への対応(在宅患者訪問薬剤管理指導等)
や、医薬品使用期間中(調剤と次回調剤の間の期間)における、薬剤師による継続した使用状況等の
確認とそれに基づく薬学的管理、処方医や関係職種との連携(医薬品使用期間中のフォローアップ)
をより一層推進すること等により、感染拡大時にもきめ細やかな医療の提供が可能となる。
また平時からこれらの対応が行えるよう、薬局を含めた地域の関係者・関係機関の連携体制を整備し
ておくことが重要と考える。

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