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資料119-1 特定胚(動物性集合胚)の作成に関する届出について (12 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2019/12/mext_00053.html
出典情報 科学技術・学術審議会 生命倫理・安全部会 特定胚等研究専門委員会(第119回 10/6)《文部科学省》
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③5名以上であること。
④取扱者の所属機関に所属しない者
が複数含まれていること。
⑤作成者及び譲受者が審査に参画し
ないこと。

倫理審査委員会の意見
○指針第 16 条第1項
動物性集合胚を作成し、又は譲
り受け、及びこれらの行為後に特
定胚を取り扱おうとする者(以下
この条において「動物性集合胚取
扱者」という。
)は、当該動物性集
合胚の取扱いについて、法第六条
の規定による文部科学大臣への
届出を行う前に、動物性集合胚取
扱者の所属する機関(動物性集合
胚取扱者が法人である場合には、
当該法人。)によって設置された
倫理審査委員会の意見を聴くも
のとする。
・審議の結果だけでなく、審議の経過
が分かるように記載すること
・動物への胎内移植を行う研究につい
ては、倫理審査委員会において動物
実験に関する手続が行われているこ
とを確認したことが分かるように記
載すること。
・遺伝子組換え生物等を使用等する場
合は、倫理審査委員会において遺伝
子組換え実験に係る検討がなされて
いることを確認したことがわかるよ
うに記載すること。

以下のとおり記載されている。
なお、開催にあたっては、ガイダンスにおいて記載している「作
成者及び譲受者が審査に参画しないこと」といった要件を満たし
た上で開催されている。
研究計画「ヒト多能性幹細胞を用いた動物性集合胚およびヒト
-動物キメラ個体作製」(研究責任者 特別栄誉教授 中内 啓光)」
は、昨年度まで東京大学医科学研究所を作成機関として実施して
きた(2019 年8月 22 日~2022 年 3 月 31 日; 2019 年 4 月 26 日
開催第 77 回倫理審査専門委員会にて審査)。異動に伴い作成機関
を東京医科歯科大学に変更して実施するための研究計画の申請
である。加えて、作成した特定胚(動物性集合胚)を東京大学農
学生命科学研究科(研究責任者 教授 金井 克晃)に譲渡するこ
ととしている。すなわち、譲受機関である東京大学においても研
究計画「ヒト多能性幹細胞を用いた動物性集合胚およびヒト-動
物キメラ個体作製」を実施する。本委員会では、両機関での研究
計画が相互に関連していることから、2022 年 7 月 19 日開の第
103 回倫理審査専門委員会において同時に両研究計画の審査を行
うこととした。
上記の委員の他に、研究計画に関わる以下の研究者が委員会に出
席した。
・作成機関:研究者 正木英樹(東京医科歯科大学 プロジェクト
助教)
・作成機関:研究者 水野直彬(東京医科歯科大学 プロジェクト
研究員)
・譲受機関:研究責任者 金井克晃 (東京大学農学生命科学研究
科 教授)
・譲受機関:研究者 柳田絢加 (東京大学農学生命科学研究科 助
教)
審査に先立ち、委員長より「特定胚の取扱いに関する指針」と研
究計画審査のポイントについて説明があった。資料として「動物
性集合胚の取扱いに関するガイダンス」を用いた。審査は、「東
京大学研究倫理審査実施規則」及び「東京大学動物性集合胚作成
規則」に基づいて行った。
委員長は、2019 年にマウス・ラット・ブタ胚にヒト iPS 細胞を移
植する研究計画の審査を行い承認としていること、その研究計画
に従事した研究者一名が東京大学農学生命科学研究科に異動し
たこと、この研究者が東京医科歯科大学で作成した特定胚を譲受
し研究計画を実施すること、本学規則「東京大学動物性集合胚作
成規則」に従って他機関の研究計画の審査を行うこと、を説明し
た。
(略)
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