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資 料 1  医療保険制度改革について (40 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28799.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第156回 10/28)《厚生労働省》
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検討事項に関する論点
≪医療・介護制度の改革について(令和4年9月28日第7回全世代型社会保障構築会議)抜粋≫
〇 医療分野
(1)医療保険関係
負担能力に応じて、全ての世代で、増加する医療費を公平に支え合う仕組みを強化する観点を踏まえた、高齢者
の保険料賦課限度額や高齢者医療制度への支援金の在り方、被用者保険者間の格差是正の方策等について

1.高齢者の保険料賦課限度額や高齢者医療制度への支援金の在り方


現行の高齢者負担率の設定方法は、現役世代の減少だけに着目しており、制度導入以降、現役世代の負担(後期
高齢者医療支援金)が大きく増加し(制度創設時と比べ、現役は1.7倍、高齢者は1.2倍の水準)、当面その傾
向が続く一方、長期的には、高齢者人口も減少することから、高齢者負担率が上昇し続けてしまう構造。



高齢者世代・現役世代それぞれの人口動態に対処できる持続可能な仕組みとするとともに、当面の現役世代の負
担上昇を抑制するため、高齢者負担率の在り方を見直すことが考えられないか。



あわせて、高齢者世代内で能力に応じた負担を強化する観点から、賦課限度額を引き上げるとともに、現在、
1:1となっている保険料の均等割と所得割の比率について、所得割の比率を引き上げることとしてはどうか。

2.被用者保険者間の格差是正の方策等


健康保険組合の運営は、自主・自立が前提である一方で、現状、保険料率に幅があり、全体として保険料率が上
昇している状況。



現役世代の負担上昇の抑制とあわせて、健保組合の持続可能性を確保する観点から、個々の保険者のみでは解決
が困難な課題を中心に、被用者保険においても負担能力に応じた仕組みを強化し、 ①被用者保険者支援の在り
方を見直すとともに、②前期高齢者の給付費の調整において、現行の「加入者数に応じた調整」に加え、「報酬
水準に応じた調整」を導入することが考えられないか。
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