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資料3 介護情報の考え方(島田構成員) (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198094_00056.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 介護情報利活用ワーキンググループ(第2回 11/7)《厚生労働省》
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Conclusion

Healthy aging とは機能的能力を身につけ維持するプロセスであり、
土台は内在的能力と環境で構成される。現在、WHOの公表するデータに
日本の介護DBは寄与できていない。
介護度改善を目指し、介護度悪化を食い止めるためには、早期に可変因
子にアプローチすることが不可欠である。そのためには、現場のPDCA
サイクルを効率よく循環させることが重要である。
現在の介護のデータベースは、サービス享受者および家族のQoL向上といっ
たアウトカムが含まれているものがまだ少なく、今後の改善が期待される。
海外では、公的医療DBの活用が進んでおり、特に研究活用においては、
インパクトの高い雑誌への掲載が数多くなされている。
ケア実践現場での負担を可能な限り減らし、効率良くPDCAサイクルを循
環させることと、研究者のニーズに可能な限り応えられるDB利活用システ
ムの両立が重要。相反する2つのニーズに寄り添うことが、日本における介
護DB活用成功の鍵だろう。

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