• かかりつけ医・かかりつけ医機能の問題は、医療提供体制全体の改革にかかわる。
かかりつけ医機能を担う医師の診療能力（総合診療能力）や夜間休日の診療体制の
問題ではなく、地域完結型医療の実現、医療を超えた多職種・多機能連携（地域包括
ケアネットワーク）など、医療システム全体の改革―に関わる問題である。
・ 同時に医療保険の課題とも深く関係。
限られた医療資源の効率的利用、医療費適正化、無駄な受診の排除―適時適切な
受診（フリーアクセスのあり方）
• 医療提供体制の構造の違いを踏まえた設計を考える。
医療提供体制そのものの構造に大きな違いがある以上、諸外国のかかりつけ医制度
や家庭医制度をそのまま日本に移植することは困難。仮に導入しても機能しない。
日本の医療提供体制の現実を踏まえたかかりつけ医・かかりつけ医機能の実装のあり
方を考えることが必要。
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