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17【参考資料2-5】沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(DTaP)(第15回ワクチン評価に関する小委員会資料1) (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29181.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第41回 11/18)《厚生労働省》
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対応案②:11-12歳へ追加接種(DTをDTaPへ変更)
1.使用できる薬剤

DTaP(阪大微研トリビック®);薬事承認あり

2.安全性・有効性

国内の報告
・11-13歳を対象とした5回目のDTaP接種についての有効性、安全性が報告される。
(10ページ(B)参照)

3.得られると考え
られる免疫保有
の状況

・接種後数年間(11歳-16歳頃)の抗体保有率の上昇が期待できる。
・その後、ワクチンの効果が減弱するに従って、抗体保有率が低い世代が出現すると考えられる。

4.乳児に期待
できる効果

乳児の患者35人程度の減少効果
・2018年度の発生動向調査では、2018年1-52週の乳児の患者数は約600人と報告される。
・11-12歳への追加接種により、当該年齢の同胞を感染源とする乳児の感染を防げる可能性がある。
・11-12歳での接種率を約75%とする。
・推定感染経路より、同胞が乳児への感染源となる割合は42%、6歳以上はそのうち37%、11歳以
上をその半数とすると、約6%(乳児35人程度)に相当する乳児の百日せき患者の減少効果が
得られると推定される。
*感染経路の内訳が1歳未満と6か月未満で同じと仮定する。

5.費用

約1.4億円
・{1,500円 (DTaP) + 3,200円 (接種費用)} - {1,300円 (DT) + 3,200円 (接種費用)}=200円
・2018年度出生数;918,397人とすると200円×918,397人×接種率(約75%)=約1.4億円

6.乳児1人の重症
化(罹患)を防
ぐためにかかる
費用

約400万円
・1.4億円÷35人=400万円

その他

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