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17【参考資料2-5】沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(DTaP)(第15回ワクチン評価に関する小委員会資料1) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29181.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第41回 11/18)《厚生労働省》
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論点2
百日せきが流行する年齢層、免疫保有状況、ワクチンの持続期間を考えて、どのような免疫保有の状態を目指すか。
論点2に対する第14回小委員会での主なご意見

・ワクチンによる免疫の持続期間は短いと考えられる。
・2018年では、抗体保有率が低い年代と患者発生の年代が一致しているのではないか。
・不活化ワクチンなのでブースターがかからなければ下がっていく。
・(感染症流行予測調査において)学童期以降で抗体保有率の上昇がみられるのは、その間で感染を受けている可能性がある。

論点3
考えられる接種年齢と、接種の目的、集団免疫効果の有無に照らして、どのような有効性(抗体保有率の上昇、患者数の減少
等)が予測されるか。
論点3に対する第14回小委員会での主なご意見

・乳児期の重症患者を予防するという目的とすると
 患者数が多い就学児の疾病負荷を小さくする
 生後3か月への接種を生後2か月へ早める
 接種スケジュールを生後2か月、3か月、1歳半、5-7歳へ変更する。
 妊婦に接種して移行抗体をなるべく長く持続できるようにする

 乳児に近い集団の免疫を強化する
などの方法が考えられるのではないか。
・諸外国では妊婦への接種が推奨されており、効果が見られている。日本で実施する場合には、Tdapを導入する又は妊婦へのDPT
接種の安全性を検証する研究を行う等の対応が考えられるのではないか。

前回の議論とご意見を踏まえ、乳児期の重症患者を予防するという目的に照らして、
考えられる対応案を明示した上で、得られる効果や費用等について更なる検討を行う。

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