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17【参考資料2-5】沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(DTaP)(第15回ワクチン評価に関する小委員会資料1) (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29181.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第41回 11/18)《厚生労働省》
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対応案⑥:妊婦の家族へ追加接種
1.使用できる薬剤

DTaP(阪大微研トリビック®);薬事承認あり

2.安全性・有効性

国内の報告
・20-65歳を対象とした5回目のDTaP接種についての安全性が報告される。

(11ページ(C)参照)
3.得られると考え
られる免疫保有の
状況

・妊婦の家族が抗体を保有する。
・成人の抗体保有状況への影響は不明。

4.乳児に期待
できる効果

乳児の患者350人程度の減少効果
・2018年度の発生動向調査では、2018年1-52週の乳児の患者数は約600人と報告される。
・家族への追加接種により、父親 と同胞 を感染源とする乳児の感染を防げる可能性がある。
・推定感染経路より、父親 (17%) からと同胞 (42%)が感染源となる割合は約59%(乳児350人程
度)に相当する乳児の百日せき患者の減少効果が得られると推定される。
*今回は祖父母やその他の人が感染源となることを検討しない。

5.費用

約94億円
・接種が必要な家族を(出生する児1人当たり2人:父親、同胞の幼児1人)と仮定する。
・父親への接種費用;1,500円 (DTaP) + 3,200円 (接種費用)=4,700円
・同胞の幼児一人への接種費用;1,500円 (DTaP) + 4,000円 (接種費用)=5,500円
・出生数が918,397人とすると(4,700円 + 5,500円)×918,397人=9,367,649,400円

6.乳児1人の重症
化(罹患)を防ぐ
ためにかかる費用

約2,700万円
・94億円÷350人=26,857,000円

7.その他

・個人予防的要素が強く、予防接種法になじみにくい

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