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資 料4-2 令和3年度第1回適正使用調査会の審議結果について (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23740.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会 運営委員会(第4回 2/9)《厚生労働省》 |
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令和 3 年度適正使用調査会
多かったのは、FFP では循環血漿量減少の改善、終末期患者、予防的投与など、ALB
では血清アルブミン値の維持、終末期患者、栄養補給、周術期の循環動態の安定した
低アルブミン血症などであった(図 3)。輸血部門で不適切と評価されても診療科が
同様の使用法を続けることがあるとの回答は、FFP では 10%、ALB では 20%の施設に
あった。なお、血液製剤使用基準遵守の評価を行わなかった理由として、300 床以上
の施設では業務多忙、臨床医との連携不足、業務と考えていないこと、小規模施設で
は輸血責任医師の不在、業務多忙、臨床医との連携不足などが多かった。
図3
FFP、ALB の不適正使用が目立つ病態
2.輸血管理体制と適正使用評価の関連性(小規模施設を中心に)
適正使用の評価を行っている施設と輸血管理体制との関連性を調べるため、小規模
施設を中心に RBC(一部 ALB * )の適正使用の評価を全例に行っている施設での輸血
管理体制を病床別に分析した(χ 2 検定)。検討項目はオーダーリングシステム、輸血
業務の部門システム、血漿分画製剤管理業務の部門システム * 、輸血責任医師、輸血
担当技師、輸血療法委員会、アルブミン製剤の管理部門 * の 7 つとした。RBC の適正
使用の評価を行っている施設と行っていない施設で有意差がみられた項目は、オーダ
ーリングシステム(20-99 床)、輸血責任医師(100-299、20-99、0 床)、輸血担当技
師(20-99 床)、輸血療法委員会(20-99、0 床)であった。また、ALB の適正使用の評
価を全例に行っている施設で有意差のみられたのは、血漿分画製剤管理の部門システ
ム(100-299,0 床)と ALB を輸血部門か検査部門で管理(300-499 床)の 2 項目であ
った(図 4)。
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多かったのは、FFP では循環血漿量減少の改善、終末期患者、予防的投与など、ALB
では血清アルブミン値の維持、終末期患者、栄養補給、周術期の循環動態の安定した
低アルブミン血症などであった(図 3)。輸血部門で不適切と評価されても診療科が
同様の使用法を続けることがあるとの回答は、FFP では 10%、ALB では 20%の施設に
あった。なお、血液製剤使用基準遵守の評価を行わなかった理由として、300 床以上
の施設では業務多忙、臨床医との連携不足、業務と考えていないこと、小規模施設で
は輸血責任医師の不在、業務多忙、臨床医との連携不足などが多かった。
図3
FFP、ALB の不適正使用が目立つ病態
2.輸血管理体制と適正使用評価の関連性(小規模施設を中心に)
適正使用の評価を行っている施設と輸血管理体制との関連性を調べるため、小規模
施設を中心に RBC(一部 ALB * )の適正使用の評価を全例に行っている施設での輸血
管理体制を病床別に分析した(χ 2 検定)。検討項目はオーダーリングシステム、輸血
業務の部門システム、血漿分画製剤管理業務の部門システム * 、輸血責任医師、輸血
担当技師、輸血療法委員会、アルブミン製剤の管理部門 * の 7 つとした。RBC の適正
使用の評価を行っている施設と行っていない施設で有意差がみられた項目は、オーダ
ーリングシステム(20-99 床)、輸血責任医師(100-299、20-99、0 床)、輸血担当技
師(20-99 床)、輸血療法委員会(20-99、0 床)であった。また、ALB の適正使用の評
価を全例に行っている施設で有意差のみられたのは、血漿分画製剤管理の部門システ
ム(100-299,0 床)と ALB を輸血部門か検査部門で管理(300-499 床)の 2 項目であ
った(図 4)。
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