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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29727.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第42回 12/13)《厚生労働省》
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【2】今後の接種について(5)(参考)新型コロナワクチンの追加接種の持続期間(従来型)

(参考)新型コロナワクチンの初回シリーズ及び追加接種の効果持続期間
(救急外来受診を減らす効果)
オミクロン株流行期において、新型コロナワクチンの初回シリーズ接種による救急外来受診を減らす効果は 、非接種
者と比較し、2回目接種後2か月で63%、4-5か月で37%であり、追加接種による同効果は、非接種者と比較し、
3回目接種後2か月で83%、4-5か月で46%であったと報告されている。
Ferdinands et al1(BMJ, 2022)
研究内容:米国10州において2021年1月17日から2022年7月12日の
期間に入院した又は救急外来を受診した※118歳以上の者が対象。検査陽
性例を症例、検査陰性例を対照に設定し、新型コロナウイルス感染症に
よる入院及び救急外来受診に対するmRNAワクチン※2の2回、3回、4
回接種の予防効果を分析したテストネガティブデザインの症例対照研究。
結果: 634,455例の救急外来受診者が解析された。mRNAワクチンの
2回、3回接種による救急外来受診を減らす効果は、非接種者※3と比較
し、以下の通りであった。
デルタ株流行期以前
 2回目接種後2か月:95% [95%CI: 94ー96]
 2回目接種後4-5か月:86% [78ー91]
デルタ株流行期
 2回目接種後2か月:93% [92ー94]
 2回目接種後4-5か月:86% [85ー86]
 3回目接種後2か月:96% [95ー96]
オミクロン株流行期
 2回目接種後2か月:63% [57ー68]
 2回目接種後4-5か月:37% [33ー41]
 3回目接種後2か月:83% [82ー84]
 3回目接種後4-5か月:46% [44ー49]
 3回目接種後6-7か月:26% [22ー30]
 3回目接種後8カ月- :17% [7ー26]

※1 救急センター (Emergency Department ;ED)、救急診療所(Urgent Care; UC)を含む
1.

新型コロナウイルス感染症による救急外来受診に対する
mRNAワクチンの予防効果

※2 ファイザー社、モデルナ社の従来型ワクチンを含む

※3 初回シリーズ、追加接種のいずれも接種していない者

Ferdinands JM, Rao S, Dixon BE, Mitchell PK, DeSilva MB, Irving SA, Lewis N, Natarajan K, Stenehjem E, Grannis SJ, Han J, McEvoy C, Ong TC, Naleway AL, Reese SE, Embi PJ, Dascomb K, Klein NP, Griggs EP, Liao IC, Yang DH, Fadel WF, Grisel N, Goddard K, Patel P, Murthy K, Birch R, Valvi NR, Arndorfer J,
Zerbo O, Dickerson M, Raiyani C, Williams J, Bozio CH, Blanton L, Link-Gelles R, Barron MA, Gaglani M, Thompson MG, Fireman B. Waning of vaccine effectiveness against moderate and severe covid-19 among adults in the US from the VISION network: test negative, case-control study. BMJ. 2022 Oct 3;379:e072141.

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