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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (40 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29727.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第42回 12/13)《厚生労働省》
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参考資料

オミクロン株対応ワクチンの追加接種の安全性
オミクロン株対応ワクチンの追加接種後1週間における局所反応、全身反応の頻度はそれぞれ、60.8%、54.8%であり、
医療機関で治療を受けた人の割合は0.8%であった。
Hause et al1(MMWR, 2022)
研究内容:米国において2022年8月31日か10月23日の期間にファ
イザー社又はモデルナ社のオミクロン株対応ワクチン(BA.4-5対応
オミクロン株対応ワクチンの追加接種後に
型)の追加接種を受けた12歳以上の者※1のうち、予防接種後サーベ
v-safeに報告された局所・全身反応と健康への影響の頻度
イランスシステム(v-safe※2)登録者、及びワクチン有害事象報告
システム(VAERS ※3)への報告者が対象。v-safeに報告された局
所・全身反応と健康への影響※4、及びVAERSに報告された有害事象
を解析した観察研究。
結果:v-safeの登録者211,959名(12ー17歳:1,464名、18ー49歳:
68,592名、50ー64歳:59,209名、65歳以上:82,694名)※5が解析
された。オミクロン株対応ワクチンの追加接種後1週間において報告さ
れた局所・全身反応の頻度は以下の通りであった。
 12ー17歳
局所反応:68.7%、全身反応:59.8%
 18-49歳
局所反応:72.9%、全身反応:67.9%
 50ー64歳
局所反応:62.0%、全身反応:55.2%
 65歳以上
局所反応:49.7%、全身反応:43.5%
 全年齢
局所反応:60.8%、全身反応:54.8%
また、医療機関で治療を受けた人の割合は、全登録者の0.8%であった。
VAERSに報告された5,542件の有害事象のうち、95.5%は非重篤事象※6
に分類され、重篤事象※6は4.5% (251件)であった。
※1 但し米国では、ファイザー社のオミクロン株対応ワクチンは12歳以上に対して、モデルナ社のオミクロン株対応ワクチンは18歳以上に対して承認されている。
※2 新型コロナワクチン接種後の有害事象のモニタリングのためにCDCが開発した、スマートフォンを用いた任意登録制の積極的サーベイランスシステム。
※3 CDC及びFDAが管理する、予防接種後の有害事象の報告を収集する受動的サーベイランスシステム。
※4 新たな症状や状態により通常の日常生活が送れなくなった、仕事や学校を休んだ、医療機関で治療を受けたと報告された人を含む。
※5 登録者のうち39.8%が、オミクロン株対応ワクチンの追加接種と同じ診察の中で他のワクチンを同時接種した、と回答した。
※6 VAERSの報告のうち、入院、入院期間の延長、命にかかわる疾患、後遺障害、先天性異常または欠損、及び死亡は、重篤に分類される。
1. Hause AM, Marquez P, Zhang B, et al. Safety Monitoring of Bivalent COVID-19 mRNA Vaccine Booster Doses Among Persons Aged ≥12 Years — United States, August 31–October 23, 2022. MMWR Morb Mortal Wkly Rep
2022;71:1401–1406.

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