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資料1-3-2          新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(スパイクバックス筋注) (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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No

年齢
(接種
時)

性別

接種日

発生日
(死亡日)

ロット番号

接種回数

死因等
(報告者による見解・考察等)

基礎疾患等

報告書上の記載

181

182

183

72歳

95歳

47歳







2022年3月11日

2022年8月20日

2022年8月24日

2022年7月7日

2022年8月21日

2022年8月26日

不明

不明

000234A

3回目

4回目

4回目

予診票での留意点は無し。
接種2日目に下痢が出現、A院に入
院。25日目、消化器内科へ転院。CT
で小腸浮腫を認める。31日目ころよ
り紫斑が出現。皮膚生検実施。34日
目よりCre1.2と腎機能悪化を認め
た。上部下部消化管内視鏡検査で十
二指腸・回腸末端に潰瘍を認めた。
40日目、Cre3.9と増悪傾向、ネフロー
ゼ症候群や血尿もみられることから、
血管炎に伴うRPGNを疑い、精査加
療目的に報告者病院へ転院。41日
目腎生検実施。Minimal change
nephrotic syndrome with focal
glomerulosclerosis であった。腎生検
免疫結果はIgA+C3陽性であり、電顕
でも傍メサンギウム領域に高電子密
度物質を認め、lgA血管炎として矛盾
しなかった。42日目、mPSL1000mg/
日、3日間のステロイドパルス施行。
45日目〜47日目、PSL80mg/日静
注。48日目からPSL60mg/日内服へ
切替。51日目、手掌と足底に再度紫
斑出現。54日目、貧血の進行と血便
があり、輸血と絶食補液を行うことと
なり、右内頚静脈よりCV再挿入し
TPN開始。ステロイドをPSL80mg/日
静注に変更。59日目、フィブロガミン
12ml使用開始。61日目、紫斑は改善
したがCre2.0で改善なし。出血の改
IgA血管炎
善を期待し61日目から3日間、
mPSL50 mg/日パルスを再度施行。
62日目からはレクチゾール内服も開
始。パルス後はPSL80mg/日ivを継
続し、4週間継続となったため、73日
目PSL60mg/日ivへ減量。84日目、
Cre0.94まで改善認める。尿量
2000ml〜3000ml/日と良好。95日
目、PSL40mgと内服に移行したが、
下血に伴って内服を再度中止。100
日目、PSL40mg/日ivとし、103日目
から105日目、アルブミン製剤。104日
目から106日目、フィブロガミン12mlを
再度使用。105日目では、腎機能の
著明な低下を認め、尿量の著明低
下。尿量は少ないが浸出と下血量を
含めると大きくプラスになっていない
こと、対外循環はナファモスタットを
使用することになり、出血リスクにな
るので、透析はせず行っていた治療
を継続としたが下血止まらず。109日
目、造影CT追加。回腸出血を認め緊
急AGで止血。貧血、下血は継続、輸
血で対応。108日目、急激な呼吸状
態が悪化、HCUにて挿管管理とな
る。
116日目、PSL40mg/日iv、下血継
続。NAD使用にて血圧は安定してい
た。
118日目、血圧低下、心停止となり死
亡。
4回目接種の6時間30分後に嘔吐。
その後、血圧80台へ低下し酸素飽和
不明
度測定不可。
翌朝、死亡。

病歴:脳性麻痺、てんかんにて施設
療養中。誤嚥性肺炎を繰り返すた
め、ワクチン接種の42日前に経皮内
視鏡的胃瘻造設術を受けた。術後経
過は良好。
ワクチン接種は午前中。午後38.1℃
発熱あり。夕方カロナールを使用す
るも当夜は38.6℃と解熱せず。1日目
の夜、体温39℃、SPO2 88%。頻呼
吸あり。2日目の朝、呼吸停止。救急
で搬送されるも心肺停止状態。約50
分後に死亡確認。死亡時CTで肺炎
像認めたが心肺停止に至る所見な
し。新型コロナウイルス抗原定量陰
性であった。

専門家による評価【令和4年11月11日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査

因果関係
(報告医評価)

対応するMedDRA PT

他要因の可能性
の有無
(報告医評価) ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)

コメント

専門家による評価【令和4年12月16日時点】

評価に用いた報告内容注2

ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)

コメント
資料番号

症例No

ネフローゼ症候群

腎機能障害

出血性小腸潰瘍
不明

関連あり

不明

γ

血液検査、生化学検査のデータなく、判定は困難。追加
データの必要あり。

γ

γ

(コメント無し)

γ

γ

脳性麻痺、誤嚥性肺炎などの基礎疾患があり、本剤と死因
となった有害事象との因果関連を判断できない。

(コメント無し)

資料1-2-2-4 24583

急速進行性糸球体腎炎

ヘノッホ・ショーンライン紫斑病

嘔吐
不明

不明

不明

低血圧

(コメント無し)
※〜11/11から変更なし。

不明
発熱
不明
発熱、頻呼吸、チアノーゼ
(〜10/7の情報に基づく(集計・専門
家評価対象期間(〜9/4)後に報告さ
れた内容))

頻呼吸

不明

評価不能

チアノーゼ

39

有(肺炎)

γ

(コメント無し)

資料1-2-2-4 24783