資料3-2 鈴木先生提出資料 (82 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第111回 12/21)《厚生労働省》 |
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死因別の分析
全ての死因から新型コロナウイルス感染症による死亡を除いた死亡数、および特定の死因の死亡数を過去と比較することにより、新型コロナ
ウイルス感染症の間接的な死亡影響の全体像と個別死因への影響の把握が可能
超過死亡数: ある感染症が流行したことによって、総死亡がどの程度増加したかを示す算出値。負の社会的インパクトの指標。
(算出方法) 超過死亡数=実際の死亡数ー予測死亡数もしくは予測死亡数の予測区間の上限値
過少死亡数: ある感染症の流行中、総死亡がどの程度減少したかを示す推定値。感染症対策等による正の社会的インパクトの指標。
(算出方法) 過少死亡数=実際の死亡数ー予測死亡数もしくは予測死亡数の予測区間の下限値
<使用した死因>
① 全ての死因のうち、新型コロナウイルス感染症による死亡を除いた死亡
• 米国CDCでも同様の分析を行っている。新型コロナウイルス感染症以外の死因による死亡数の超過(誤分類や新型コロナウイルスに間接的に関与)
を知ることができる。
<日本の一昨年(2019年)における死亡数を死因順位別にみたときの上位5疾患(悪性新生物、心疾患、老衰、脳血管、肺炎)を含む死因分類>;および先
行研究で超過が示唆されている自殺
② 呼吸器系の疾患による死亡 ③ 循環器系の疾患による死亡 ④ 悪性新生物(がん)による死亡 ⑤ 老衰による死亡 ⑥ 自殺
2022年6-7月の結果
【超過死亡】
2022年の6-7月の超過死亡については、過去の6-7月と比較して①・③において東京や神奈川等複数の県で、例年以上の超過死亡が
認められた。そのほかの死因については、県により超過死亡が認められた週はあったが、その規模および期間中の積算値は例年と同
程度だった。
【過少死亡】
2022年および過去の6-7月を比較すると、①〜⑥それぞれにおいて過少死亡が認められた週はほとんどなかった。
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